Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
396種類しか存在しない嗅覚受容体(OR)がなぜ数十万種類の匂いを認識できるのかという嗅覚神経の根本の謎に迫る研究であり、学術的重要性は高い。また、特定の匂いに対する2つの受容体を対象に、匂い分子とどのように相互作用するかをクライオ電顕などで解明しようとする研究計画は合理的と評価できる。応募者はこれまで一貫して生体膜タンパク質や感染病関連タンパク質の構造生物学研究を進めており、研究遂行能力が高いことから、実現性が期待できる。