2018 Fiscal Year Annual Research Report
The research to rearrange learning contents in competency-based education and the possibility of introduction to science education in Japan
Project/Area Number |
26242010
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
鈴木 誠 北海道大学, 高等教育推進機構, 教授 (60322856)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大塚 雄作 独立行政法人大学入試センター, 独立行政法人大学入試センター, 名誉教授 (00160549)
人見 久城 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (10218729)
細川 和仁 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (30335335)
大貫 麻美 白百合女子大学, 人間総合学部, 准教授 (40531166)
隅田 学 愛媛大学, 教育学部, 教授 (50315347)
荻原 彰 三重大学, 教育学部, 教授 (70378280)
三好 美織 広島大学, 教育学研究科, 准教授 (80423482)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | コンピテンス / 資質 / 能力 / カリキュラム / コンピテンシー / 学習指導要領 / 評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
今まで明らかにしてきた理科教育におけるコンピテンスを再検討し、世界のコンピテンス基盤型教育の動向を分析しながら整理を行った。その際、不足していた日本の文化や芸術分野で求められる資質や能力についても調査を行い、日本型コンピテンス基盤型理科教育の可能性について分析と検討を進めた。また、そこで明らかになったコンピテンスの領域(domain of competence)とコンピテンシー、コンピテンスらを基に、物理、化学、生物(生命科学)、地学の4領域にそれぞれ落とし込みながら、各領域での現学習内容の再構成を進め、求められる知識・技能・態度・行為(実験や観察)を整理しながら、効率的にコンピテンスが修得できるカリキュラムを模索した。同時に、コンピテンシーの醸成を進めるために領域を越えた教科横断型の理科学習の可能性についても検討を行った。 一方これらの知見を基に単元を設定し、4領域それぞれ授業実践を行い、学習内容の配置や学習指導のあり方、またコンピテンスを元にした評価方法、評価基準について検討した。同時に醸成したコンピテンス自体の測定を目標とする「理科教育用コンピテンス測定尺度」の開発にも取り組み、内部一貫性や因子的妥当性、構成概念妥当性を検討しながら信頼性と妥当性の推定を行い、そのプロトタイプを作りあげた。これらの内容は、日本理科教育学会の一般発表において、6連続発表という形で広く公開した。また測定尺度の一部についても、日本生物教育学会で発表した。 研究成果については、現在日本理科教育学会誌(理科教育学研究)に3報投稿し、査読中となっている。また理科教育関連の雑誌にコンピテンス基盤型理科教育の特集号を企画・提案しており、広く問題提起と知見の公開を進める予定である。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(18 results)