2017 Fiscal Year Annual Research Report
The analysis of the role and its brain mechanism of motor imagery in motor skill learning
Project/Area Number |
26242065
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
彼末 一之 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (50127213)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村岡 哲郎 日本大学, 経済学部, 准教授 (30398929)
中田 大貴 奈良女子大学, 生活環境科学系, 准教授 (40571732)
藤本 浩志 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60209103)
土屋 純 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (60236908)
正木 宏明 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80277798)
坂本 将基 熊本大学, 教育学部, 准教授 (80454073)
水口 暢章 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 訪問研究員 (80635425)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 運動イメージ / 初心者 |
Outline of Annual Research Achievements |
運動初心者の場合、主観的に自分の運動がうまくできたと感じていても実際に運動がうまくできていないことがある。例えば、初心者が自分の動作を撮影した映像を見ると主観的な出来栄えとのギャップに驚くことがある。このギャップは誤った運動イメージをもっていることが原因であると考えられる。そこで、本研究では主観的な運動の出来栄えと客観的な出来栄えのギャップの小ささ(運動イメージの正確性)と運動パフォーマンスとの関連を明らかにするための行動実験を行った。仮説は運動パフォーマンスがある程度向上した後に運動イメージの正確性が向上する、であった。運動課題は、直径4cmのボール2つを手のひらで回転させるボール回しであった。運動パフォーマンスの評価は、最速でボール回しを行った際のボール回転数とした。運動イメージの正確性は、ボールを持たずに再現したボール回しの指の動きと実際にボールを持って行った時の軌道の差が小ささとした。5日間の練習によってボール回転数は顕著に向上したが、ボールを持たずに再現した指の軌道はボールを持った条件と差が大きく、5日間の練習ではほとんど変わらなかった。この実験結果から、ボール回し課題のように複雑なスキルを要する運動課題において正確な運動イメージを身につけることは難しいということが明らかになった。 また初心者の運動学習についてもう一つの実験を行った。それはダーツを実験モデルとしたもので、全くの初心者を2群に分け小脳にtDCSを行った群と行わなかった群である。パフォーマンスの上達へのtDCSの効果はレベルの低い被験者でさらに陰極刺激でのみ観察された。つまりtDCSの効果はスキルレベルに依存する。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)