2018 Fiscal Year Annual Research Report
Structure of Japan's Parliamentary Cabinet System: Through comparative analyses on budget and government legislation
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26245017
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Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
佐々木 毅 学習院大学, 法学部, 研究員 (90009803)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 淳子 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (00251314)
阪野 智一 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (10162299)
待鳥 聡史 京都大学, 法学研究科, 教授 (40283709)
谷口 将紀 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (60251435)
安井 宏樹 神戸大学, 法学研究科, 教授 (60396695)
伊藤 武 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (70302784)
平野 浩 学習院大学, 法学部, 教授 (90222249)
野中 尚人 学習院大学, 法学部, 教授 (90264697)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 議院内閣制 / 比較制度 / 政府立法 / 議会制度 / 先進民主制 / 政党政治 / 制度遺産 / 国会 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は5年間にわたった本研究の最終年度に当たるため、個々の研究成果の仕上げを行うとともに、情報・知見の共有を進め、全体としての研究成果の取りまとめに取り組んだ。 年度の途中(9月初旬)に計画されていた合宿型の研究会は、折あしく開催場所の京都が台風に直撃されたために中止のやむなきに至ったが、そのタイミングで一旦個々のペーパーの提出期限を設定していたことによって、その後の取りまとめ作業はかになり順調に推移した。準備が比較的順調に進んだことを受けて、年度の後半には研究成果の取りまとめとそれに続く対外的な発信に向けての取り組み準備を開始することができた。 12月頃からは対外的な発信の形を検討した結果、岩波書店から学術的な体裁のまとまった書籍として出版することを目指すこととし、2月には岩波書店の関係者を交えた形で研究会を開催した。 研究成果としては、研究分担者の全員と、当初は分担者でその後連携研究者として共同研究に参画し続けた成田憲彦氏がそれぞれ1本のペーパー(ただし、野中はフランスのペーパーと日本の国会についての2本)を執筆した。その上で、出版に向けた技術的な観点からさらに修正したバージョンを作成することとなった。2018年度の末までで、研究論文としての作成はほぼ全員が終え、それを受けてさらに出版に向けた追加の修正作業に取り組む手順となっている。 最終的な出版物の内容は依然として確定していない部分もあるが、『比較議院内閣制論-政府立法・予算から見た日本と先進民主国-』というタイトルで、第Ⅰ部には主要な他の国々の検討、第Ⅱ部には比較から見た日本の代表制・有権者・帝国議会・国会政治といった内容が予定されている。 日本政治が議院内閣制を採用していることの制度的・実態的な意味を比較実証の手法によって明らかにすることが出来たと考えている。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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