2017 Fiscal Year Annual Research Report
Panel survey on human value structure embedded in social networks
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26245064
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
池田 謙一 同志社大学, 社会学部, 教授 (30151286)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 雪 関西大学, 社会学部, 教授 (00267379)
柴内 康文 東京経済大学, コミュニケーション学部, 教授 (60319457)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | シングルソースデータ / インターネット / ソーシャルメディア / 情報環境 / 社会参加 / パネル調査 / ソーシャルネットワーク / 価値観 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、年度の研究と同時に昨年度からの繰り越し課題としたシングルソースデータ対象者に対する質問紙調査をインターネット調査として実施しつつ、昨年度末に実施した、このシングルソースデータ第1波の分析・整備を行った。 本実績報告執筆時点では第2波のパネルデータが納品されて未だ1ヶ月以内であるので、第2波については基礎的な整備をしている段階である。 第1波データでは質問紙調査の分析において、個人のソーシャルネットワーク内の重要他者、政治的会話他者、仕事関連他者の詳細を各最大5名測定し、それぞれがいかなるメディアコミュニケーションを行い、その中でアジア的価値観を反映した垂直的・同質的コミュニケーションがどのように機能するのか、また客観的メディア利用といかなる相互関係にあるのかを検討中である。 一例として、ソーシャルネットワーク内の他者とエゴ(回答者本人)をつなぐメディアのパターンは人々の間で5つにクラスタリング化しており、それぞれにおいて上下関係・対等関係が持つ意味が異なることが判明した。こうした各クラスターのメディア環境の中で、日常的なコミュニケーションの中に埋め込まれた垂直的な対人関係が、いかなる形でメディア利用のパターン、具体的な利用内容と相関し、それが対人関係に埋め込まれた個人の行動・志向性といかに関連するかを検討し、かつパネルデータを用いて、1年にまたがる対人的コミュニケーション内でのメディア利用のダイナミックスを検討していくことが今後の課題である。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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