2017 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis of genetic mosaicism using X-inactivation visualization mouse resource and development of model mouse for X-linked genetic disease
Project/Area Number |
26250025
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Research Institution | Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
阿部 訓也 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, チームリーダー (40240915)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 秀夫 国立研究開発法人理化学研究所, 光量子工学研究領域, チームリーダー (00261206)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | X染色体不活性化 / エピジェネティクス / 遺伝的モザイク / X連鎖遺伝病モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
哺乳類は、性染色体であるXとYの構成の違いによって雌雄が決定される。2つのX染色体を持つ雌ではXYである雄との遺伝子量補正 のため、2本のX染色体のうち一方が不活性化される。この不活性化現象は、これまで、ES細胞の分化系などを使い、その分子機構解明 の研究が精力的に行われてきたが、個体において実際に不活性化がいつ、どのようにして成立するのか、不活性化の組織・器官特異性 や安定性、不活性化現象が生物個体の機能やヒト女性特有の病態にどのように影響するかについての研究は非常に少ない。本研究では 、申請者らが独自に開発した、3次元RNA-FISH法およびXvisマウス系統を用いたX染色体不活性化可視化技術を用いて、不活性化・再活性化過程のイメージング解 析、胎児期、成体の各臓器における不活性化偏在パターン(遺伝モザイシズム)のマッピングを行うとともに、1細胞遺伝子発現解析技術を駆使し、X染色体不活性化現象の生体機能への関わりを包括的に解析することを目的とする。 2017年度は、胚体でのX染色体不活性化の状態を追跡するために、不活性化に重要な働きをする非翻訳性RNAであるXistとその逆鎖 から転写されるTsix RNAの発現を解析し、刷り込み型不活性化の消去のタイミ ング、ランダム型不活性化の開始時期を初めて特定した。さらに、この不活性化の過程をin vitroで再現する効率の良い幹細胞分化系 を開発し、この過程における遺伝子発現の変動、エピゲノム状態の変化について解析を行い、ランダム型のX染色体不活性化の開始時期の特定とその時期の発現プロファイルを取得することに成功した。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] SCPortalen: human and mouse single-cell centric database.2018
Author(s)
Abugessaisa I, Noguchi S, Bottcher M, Hasegawa A, Kouno T, Kato S, Tada Y, Ura H, Abe K, Shin JW, Plessy C, Carninci P, Kasukawa T
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Journal Title
Nucleic Acids Res.
Volume: 46-D1
Pages: D781~D787
DOI
Peer Reviewed
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