2017 Fiscal Year Annual Research Report
Molecular mechanism mediating estrogen feedback to regulate follicular development and ovulation in domestic animals
Project/Area Number |
26252046
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
束村 博子 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (00212051)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大蔵 聡 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (20263163)
平林 真澄 生理学研究所, 行動・代謝分子解析センター, 准教授 (20353435)
前多 敬一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30181580) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | キスペプチン / GPR54 / GnRH / メタスチン / エストロゲン |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の本研究で得られた成果の概要は以下の通りである。 1)神経核特異的にキスペプチンニューロンに発現する転写因子・コファクター,ヒストン修飾蛋白,SNARE蛋白の探索と絞り込み 本年度の研究により、申請者は、正および負のフィードバックを担うエストロゲンの作用部位と想定した2つの神経核、すなわち前腹側室周囲核(AVPV)および視床下部弓状核 (ARC)それぞれに局在するキスペプチンニューロンに特異的に発現する転写因子、コファクター、ヒストン修飾蛋白、SNARE蛋白質があることを発見し、リストを作成し、そのプロット解析を実施した。さらに、2つの神経核に局在するキスペプチンニューロンにそれぞれ特異的に発現する候補因子を絞り込みをおこなった。その結果、両神経核の同ニューロンには、キスペプチン遺伝子(Kiss1)の発現が高い時に、共通のヒストン修飾蛋白Aが発現することを発見した。さらにヒストン修飾蛋白AとKiss1との共存をdouble in situ hybridization法により確認したところ、そのキスペプチンニューロンとの共存率が、それぞれの神経核で80%を越えることを明らかにした。 2)候補因子の生理的な役割を解明するための実験系の整備 本研究の遂行により、ラットARCとAVPV由来のキスペプチン不死化細胞株を作製し、複数の候補株を得た。現在は、複数の候補株から、エストロゲンによる正負のフィードバックをin vitroで再現する株を絞り込む作業を行っている。さらに、上記1)で得られた、Kiss1遺伝子発現を制御する可能性が高いヒストン修飾蛋白Aの役割解明のため、in vitroおよびin vivoでのヒストン修飾蛋白A遺伝子ノックダウンのための予備実験を進めている。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(32 results)