2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of " Children Self-Care Nursing Theory " based on Orem's Self-Care Deficit Nursing Theory
Project/Area Number |
26253098
|
Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
片田 範子 関西医科大学, 看護学部, 教授 (80152677)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝田 仁美 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (00254475)
添田 啓子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (70258903)
加藤 令子 関西医科大学, 看護学部, 教授 (70404902)
中野 綾美 高知県立大学, 看護学部, 教授 (90172361)
及川 郁子 東京家政大学短期大学部, 短期大学部, 教授 (90185174)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | こども / セルフケア / 看護理論 / 看護実践 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度からこどもの尊厳を守り主体性を引出す看護実践を導くためのこどもセルフケア看護理論の構築に取り組んできた。研究組織は、研究代表者および分担研究者が所属する5大学を中心に小児看護の臨床で実践する小児看護専門看護師との共同により進めてきた。また、毎年学術集会においてテーマセッションを開催し、多くの看護職との意見交換を通し、臨床で活用でき、こどもを主体とする看護実践へと変革する理論を構築した。 当該科研により構築したこどもセルフケア看護理論は、どのような年齢、健康状態、障がいの有無にかかわらず、こどもが一人の人格を持つ存在であるとともに、自分自身で生きる力と将来に向けて生きていく力を有する存在であると考えた。その上で、理論の構成は「こどものセルフケア」・「こどものセルフケア不足」・「こどもへの支援およびこどもと家族」からなる。オレム看護論を基盤としながら、日本の子育て文化や家族のあり方等、文化・社会的背景を考慮し、理論で用いる用語の再定義も行った。 こどもは、人としての権利をもつ存在である一方で、発達途上にあり、親・養育者らの支援を必要とするため、貧困や虐待、紛争など社会環境に影響を受けやすい存在である。こどもの人権や育ちを保障するために、こどもの能力や主体性を適切に判断し、社会全体で支援することが必要である。こどもセルフケア看護理論は、こどもを主体とする実践を具現化・可視化を目指したものであるため、この理論を多くの看護職が活用することで、看護の実践が医療職や家族の視点からこどもにとって望ましい視点へと変換されることを期待する。 研究成果は書籍にて出版し(令和元年8月発刊予定)臨床で広く活用できるよう目指す。今後、医療機関に限らず、子育てや福祉、教育機関など子どもが生活するあらゆる場での活用を目指し、こどもの最善の利益が守られる社会に貢献したいと考える。
|
Research Progress Status |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(3 results)