2015 Fiscal Year Annual Research Report
新・複合社会論:湾岸諸国の移民に焦点を当てたエスニック集団間関係の研究
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26257004
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
石井 正子 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (40353453)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松川 恭子 甲南大学, 文学部, 准教授 (00379223)
安里 和晃 京都大学, 文学研究科, 特定准教授 (00465957)
松尾 昌樹 宇都宮大学, 国際学部, 准教授 (10396616)
細田 尚美 香川大学, インターナショナルオフィス, 講師 (70452290)
渡邉 暁子 文教大学, 国際学部, 講師 (70553684)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 湾岸アラブ諸国 / フィリピン / インド / 移民労働者 / 複合社会 |
Outline of Annual Research Achievements |
1、国内研究会の開催 (1) 2015年5月15日(於静岡県立大学)Anh Nga Longva. 1997. Walls Built on Sand: Migration, Exclusion, and Society in Kuwaitを読む; (2) 2015年10月17~18日(於文教大学湘南キャンパス)新・複合社会論の概念に関する考察; (3) 2016年2月22日 大川真由子氏報告「オマーンにおけるエスニシティ:新旧移民社会の現在」と議論 2、 ブルネイにおける現地調査(2015年8月):移民労働者に対するインタビュー、タイ大使館訪問、インド人協会訪問、およびブルネイダルサラム大学とのワークショップ「Reframing Migration Discourse in Asia and the Middle East: Issues of Inclusion and Exclusion」を行った。 3、 オマーンにおける現地調査(2016年3月):移民労働者にインタビュー、フィリピン大使館移民労働者担当インタビュー、カトリック教会神父へのインタビュー、Times of Oman紙記者へのインタビューを行った。 4、出版:『湾岸アラブ諸国の移民労働者』(2014年、明石書店)の翻訳を行い、オランダのBrill社に出版査読依頼を提出した。 5、本科研プロジェクトのウェブサイトを構築した
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
2017年度始めに交付申請を行った計画通りにプロジェクトを実施した。加えて、オランダの出版社から翻訳本を出す計画を進めるなど、計画以上にプロジェクトを進展させた。
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Strategy for Future Research Activity |
Association for Asian Studies (2016年6月24日、同志社大学)とAsian Studies Conference Japan (2016年7月2~3日)での発表を通じ、さらに新・複合社会論の概念の考察を行う。それぞれの国際会議のパネルにブルネイ・ダルサラム大学から研究者を招き、今後の国際研究協力の可能性について打ち合わせを行う。
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Research Products
(25 results)