2017 Fiscal Year Annual Research Report
Spatial structure of the contemporary Indian economy and its formation mechanism
Project/Area Number |
26257012
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
友澤 和夫 広島大学, 文学研究科, 教授 (40227640)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡橋 秀典 広島大学, 文学研究科, 教授 (00150540)
石上 悦朗 福岡大学, 商学部, 教授 (00151358)
森 日出樹 松山東雲女子大学, 人文科学部, 教授 (00309717)
後藤 拓也 高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 准教授 (00452798)
南埜 猛 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (20273815)
梅田 克樹 千葉大学, 教育学部, 准教授 (20344533)
日野 正輝 中国学園大学, 国際教養学部, 教授(移行) (30156608)
佐藤 裕哉 下関市立大学, 経済学部, 准教授 (30452626)
澤 宗則 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (40235453)
鍬塚 賢太郎 龍谷大学, 経営学部, 准教授 (40346466)
中條 曉仁 静岡大学, 教育学部, 准教授 (40432190)
宇根 義己 金沢大学, 人間科学系, 准教授 (40585056)
由井 義通 広島大学, 教育学研究科, 教授 (80243525)
土屋 純 宮城学院女子大学, 現代ビジネス学部, 教授 (80345868)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 人文地理学 / 経済地理学 / インド / 産業空間 / 郊外空間 / 国土空間 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は本科研の最終年度であり、研究成果の公表を中心とした。最も重要なものは、11月に実施した地理科学学会秋季学術大会シンポジウム「現代インドの空間構造」である。そこでは,GIS分析によりインドの主要事象の空間的動向を俯瞰的に確認した。その後、農業や製造業、ICT産業を事例に、それぞれの産業空間の特性と動向を提示した。そして、近年最も大規模な地域変動が生じた郊外空間に目を向け、そこで進展する開発の動向を捉えた上で、アーバン・ビレッジ化する農村の実情を描き出した。同時に、大都市から遠く離れたヒマラヤ山岳地域の動向を捉え両者を対比した。最後に現代インドに見られる地域格差と産業空間の係わりを、労働市場を介して論じた。以上の成果については、『地理科学』第73巻3号(シンポジウム特集号、平成30年7月発行決定)に掲載される予定であり、現在その編集業務を遂行している。それに先だって、9月には広島大学現代インド研究センター第3回研究集会では3件の報告に加えて、研究成果のとりまとめについてのミーティングを実施した。 インドでの現地調査は延べ8人が補足的に実施した。研究代表者の友澤は、デリー首都圏東部において、開発に伴う既存集落の社会経済的変容の把握を行い、開発地からの距離や開発の内容によって、その状況に差異があることを見いだした。研究分担者の調査内容を列記すれば、南インド繊維産地の構造の把握、ブロイラー産業の立地変動と担い手の特性把握、酪農業の技術革新と立地変動の把握、デリー首都圏における住宅開発の動向把握、小売業者の立地ダイナミズム把握である。それらに加えて、GIS分析に資するデータの入手を行った。 本研究は現代インドの空間構造を明らかにすることが目的であった。それについては、上でのシンポジウムで一定の成果を提示できたといえ、近いうちに本の形で出版することを計画している。
|
Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|