2018 Fiscal Year Annual Research Report
Heterogeneous Network System Management, Evaluation, and Information Service Innovation in Cloud Environments
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26280027
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
李 頡 筑波大学, システム情報系, 客員教授 (50251046)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀田 壽夫 筑波大学, システム情報系(名誉教授), 名誉教授 (10011660)
木村 成伴 筑波大学, システム情報系, 准教授 (20272180)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 異種ネットワーク / クラウド環境 / ネットワークのセキュリティ / ネットワークのシステム管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度では引き続き、クラウド環境における無線ネットワーク、ビッグデータのネットワーキング、SDN (Software-Defined Networing)ネットワーク、情報指向ネットワークICN (Information-Centric Networking)、コグニティプ無線ネットワーク、データセンターネットワーク等のネットワークアーキテクチャ、異種ネットワークのセキュリティ等の先端的な技術原理と実現手法について研究を行った。クラウド環境におけるキーポリシー属性ベース暗号化のユーザー失効スキーム、ビッグデータのフレンドワークと機械学習によるDDoS (Distributed Denial of Service)の検知手法とオンラインのネットワークトラフィックモニタリングシステム、クビックデータによる5Gネットワーク設計法、コグニティプ無線ネットワークにおけるルーティングとトポロジー制御の手法等を新に提案し、実験を重ねて、提案手法の有効性を明らかにした。以上の研究成果の一部は権威のある国際学術論文誌IEEE Transactions on Wireless Communications, IEEE Transactions on Big Data, Computer Networksと関連の国際学会IEEE ICC 2018やIEEE GC 2018等で発表され、一定の国際的な評価を得ている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今まで、クラウド環境における異種ネットネットワークにアーキテクチャ、信頼性と安全性等について、精力的に取り組んできた。異種無線ネットワークにおける安全性の管理手法、ICNとSDNのメリットを取り合わせたネットワークアーキテクチャ、ICNのアーキテクチャを持つIoTにおける分散型安全なデータ共有方式、グリーンかつ信頼できる工業IoTにおける情報通信方式、第5世代移動通信ネットワークにおけるユーザ中心のハンドオフスキーム、IIoT (Industrial Internet of Things)におけるグリーンかつ信頼性のある情報通信モデル、ビッグデータフレームワークであるSparkを用いたオンラインインターネットトラフィックの計測とモニタリング手法等を新たに提案し、それらの提案手法の有効性をコンピュータシミュレーション等の実験により明らかにした。また、関連しているビッグデータにおけるネットワーキングについても研究を展開している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きクラウド環境における異種ネットワークのアーキテクチャ、安全性と信頼性に関する研究に積極的に取り組み、関連しているビッグデータや人工知能の原理、研究手法と応用にも展開し、国際的に実用かつ学術レベルの高い研究に取り込みたいと考えている。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由:シミュレーションなどの実験結果のデータ整理として学生謝金を計上していたが,今年度は大規模計算を行う回数が少なかったため,研究代表者自身で行った。そのため,シミュレーション補助および資料整理補助の謝金は少なかった。また,研究成果のとりまとめと論文の投稿準備が完了しなかったため、学会での研究発表のための旅費は少なめでした。
次年度使用額の使用計画:シミュレーションと実験を実行するための設備費として設備費と謝金を計上する。また、現在準備中の英語論文の発表で、国内外の学会参加費も支出予定である。
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