2017 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of neural mechanisms of emotion generation and emotion regulation in the social brain with HD-DOT and fMRI
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26280050
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
星 詳子 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (50332383)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
精山 明敏 京都大学, 医学研究科, 教授 (70206605)
谷川 ゆかり 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究グループ長 (20344202)
川口 拓之 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (60510394)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 感情 / ヘモグロビン / 皮膚血流 / NIRS / 社会脳 |
Outline of Annual Research Achievements |
高密度拡散光トモグラフィ(HD-DOT)システムを構築するために、従来の照射―受光間隔 (SD)=30 mmに加えて、15 mm, 33.5 mm, 42.5 mmの組み合わせを持つホルダー(倍密度ホルダー)を作成し、脳波電極設置法の10-20 方式によるC3を中心にホルダーを設置して、指タッピング試験による脳活動の変化に伴う脳血流変化を酸素化Hbを指標として計測した。指タッピングは、20秒間の安静をはさんで左手で20秒間タッピング(1ブロック)を行い、合計5ブロック行った後、右手でもタスクを5ブロック行った。第1ブロック開始1分前から第10ブロック終了20秒後まで、連続して多チャンネル連続光型近赤外線装置(FOIRE, Shimadu)で計測し、通常のSD = 30 mmの場合と倍密度計計測の場合のトポグラフィと、後者によるトモグラフィ結果を比較した。トポグラフィでは皮膚血流の影響が大きく計測部位全体で血流増加を認めたが、トモグラフィではより限局した領域で血流増加を認め、トモグラフィの有用性を確認した。 これまで、報告者らは同側の指タッピングの脳賦活部位が、対側の場合と比較してやや前方腹側であることを確認しているが、今回はトポグラフィでもトモグラフィでも確認することができなかった。トモグラフィは、正則化因子によって再構成画像が大きく異なるが、今回は2つの正則化因子の場合でのみ逆問題を解いており、より適切な正則化因子を見出す必要があることが示唆された。 また、定量的評価を行うために、8チャンネル時間分解計測システム(TRS-80, Hamamatsu Photonics)で指タッピング試験中に計測し、拡散理論に基づく解析によってHb変化量を定量的に評価した。最大変化率は約13.7 %で、PETによる脳血流変化率が10 %あることから、時間分解計測の定量計測の妥当性が確認された。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(18 results)