2014 Fiscal Year Annual Research Report
対話からの意見の分析,要約技術の高度化に関する研究
Project/Area Number |
26280079
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
奥村 学 東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (60214079)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白井 清昭 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 准教授 (30302970)
平尾 努 日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所, 協創情報研究部, 研究主任 (40396148)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | ソーシャルメディア / 対話 / 意見分析 / 意見要約 / 議事録作成 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では,大きく次の3つの研究テーマを柱として,ソーシャルメディア上での対話に介在し,対話の円滑な進行を支援し,対話を深めるような発話を行うファシリテータシステムを開発するとともに,一方で,その対話から意見を収集,分析し,要約する技術を開発する. a. 対話に介在し,対話者から意見を引き出す対話エージェントの研究開発.これまでに開発した対話型アンケートシステムと同様に,対話中で,意見を述べた発話者に対して,自然に質問などの発話を行うことで,意見の詳細を得る技術を開発する. b. 対話からの意見の抽出,分析技術の研究開発.対話中から意見を抽出するとともに,それらの意見間の関係を同定し,意見間の関係を考慮した意見の分析技術を開発する. c. 対話から収集した意見の要約技術の研究開発.a, bで収集された,互いに関係しあう,時系列的に並んだ意見の集合から,そのまとめとして,議事録的な要約を作成する技術を開発する. b.において,b-3. 意見の重要度を判定する技術を開発し,ニュース番組に関連するツイート系列から,重要なツイートを選択する手法を提案した.また,c.において,テキストの談話構造を利用した,文抽出と文短縮を併用したテキスト要約手法を提案し,従来手法に比べより高い性能が得られることを示した.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
b, cに関して予定通り開発が行えたので,今年度については計画通り達成できたと考えている.
|
Strategy for Future Research Activity |
今後も計画通り進めていく予定である.
|
Causes of Carryover |
データ作成を次年度に変更したため.
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度予定しているデータ作成をより大規模に行うよう計画を変更するとともに, 謝金を予定していたよりも増額してシステム開発をより効率的に行う予定である.
|
Research Products
(5 results)