2017 Fiscal Year Annual Research Report
Affect burst: Analysis and synthesis of unconscious exposition of emotion
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26280100
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
森 大毅 宇都宮大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10302184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有本 泰子 国立研究開発法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 客員研究員 (60586957)
能勢 隆 東北大学, 工学研究科, 准教授 (90550591)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 笑い声合成 / アノテーション / 知覚 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1) 感情表出系感動詞の形態と知覚の関係 昨年度までにUUDBに付与した感情表出系感動詞の形態ラベル(強-弱,短-長-超長,口-鼻)に基づき、女性話者1名のデータから感情表出系感動詞「あ」を合成するためのモデルを構築した。次に、感動詞の合成音声から知覚されるパラ言語情報、および文脈への適合性を評価する知覚実験を行った。被験者8名に合成音から知覚されるパラ言語情報を「気づき」「理解・同意」「驚き」「意外」「戸惑い」「落胆」「聞き返し」「否定的態度」「フィラー」から選択させる知覚実験の結果、「あ」からは全般に「気づき」「理解・同意」が知覚されやすいこと、短-長に関する形態の違いが「気づき」「理解・同意」の知覚に影響を与えていること、「驚き」の知覚には強の形態であることが必要なこと、などがわかった。また、元の文脈におけるパラ言語情報と非整合的な形態の合成音は整合的な場合に比べ自然性が低いと知覚されることがわかった。 (2) 叫び声研究のためのコーパス構築および分析 叫び声がコミュニケーション場面の中でどのような役割を果たしているかを明らかにすることを目的とし、ゲーム中の音声チャットを収録した対話コーパスを構築した。コーパスの規模は男性12名女性12名で、のべ収録時間は888分である。収録した音声に対し書き起こしを行うとともに、昨年度までに検討した定義に基づいて叫び声の同定を行った。収録したコーパスが含む14124発話の中に叫び声は1427個出現していた。これはOGVCの10倍以上の頻度であり、本研究におけるコーパス設計が叫び声の誘発に有効であったことを確認した。また、叫び声の音響的特徴を分析し、感情表出系感動詞に比べて平均で10dB以上の強度最大値を持つことがわかった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)