2017 Fiscal Year Annual Research Report
Elimination of excess Potassium in farmland and activation of island economics by incorporation of mushroom cultivation into circulation system
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26281058
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Research Institution | Kagoshima National College of Technology |
Principal Investigator |
山内 正仁 鹿児島工業高等専門学校, 都市環境デザイン工学科, 教授 (40239843)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 雅史 鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 教授 (00305161)
中西 良孝 鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 教授 (30198147)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 食用きのこ / 炭酸ガス / 資源循環 / パッションフルーツ |
Outline of Annual Research Achievements |
きのこ施設栽培では3,000~6,000ppmの高濃度CO2が常時排出されている.前年度はきのこ栽培から大量に発生するCO2有効利用法として,奄美群島で栽培が盛んなパッションフルーツを供試し,常時開放した施設内でのCO2施肥の影響について検討した.その結果,果実糖度の上昇は確認されたが,CO2施肥装置の風量不足のためCO2を十分に植物体へ施用することが困難であった. CO2施肥装置の風量不足を解消し,CO2の効率的な施肥を行うための仕立て方を考える必要が示唆された. そこで今年度は,CO2施肥装置および仕立て方を変更(コンテナの上に鉢を置き,主枝を水平に誘引して側枝を出させ,出させた側枝を結果枝とする方法)し,CO2施肥がパッションフルーツの開花・結実および果実品質に及ぼす影響について検討した.その結果,CO2濃度は無処理区で410ppm,CO2施肥区で564~871ppmであり,CO2施肥装置を改良したことにより、風量を確保したことでCO2を植物体へ十分に与えられた.しかしながら、試験期間中,CO2施肥区は無処理区よりもハウス内の温度が上昇してしまった。これはCO2施肥装置から排出される空気が高温であったためであると考えられた.果実については、CO2施肥区で無施肥区と比較して大きくなったが,果皮の着色は無処理区よりも不良であった.ハウス内の温度上昇が影響していると推察される。今後はCO2施肥装置から排出される空気を冷却することで高温障害の抑制を図り,開花・結実および果実品質の向上につなげて行きたい。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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