2016 Fiscal Year Annual Research Report
Functional role and plasticity of mechanical properties of muscle and tendon
Project/Area Number |
26282173
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
久保 啓太郎 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (70323459)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 筋ステイッフネス / 腱組織 / 超音波 |
Outline of Annual Research Achievements |
(研究1)陸上短距離選手の足底屈筋群におけるactive筋ステイッフネス 一昨年、我々は急速伸張中のトルク変化および筋束長変化から、収縮条件での筋ステイッフネス(active筋ステイッフネス)を算出する手法を開発した(Kubo 2014 J Appl Physiol)。本研究ではこの手法を用いて、陸上短距離選手の足底屈筋群におけるactive筋ステイッフネスを一般成人と比較した。陸上短距離選手14名と一般成人24名が、本研究に参加した。等尺性最大筋力の10、30、50、70、90%を維持させている間に、急速に足関節を背屈させて足底屈筋群を伸張した。その間の足底屈トルクおよび腓腹筋内側頭の筋束長の変化から、active筋ステイッフネスを算出した。短距離選手と一般成人との間には、active筋ステイッフネスに有意な差は認められなかった。跳躍中における関節トルクおよび関節角度変化から算出される関節ステイッフネスは短距離選手が一般成人よりも高いことが知られているが、今回の結果は両群における関節ステイッフネスの差はactive筋ステイッフネスでは説明できないことが示された。
(研究2)プライオメトリックトレーニングによるactive筋ステイッフネスの変化 本研究では、12週間のプライオメトリックトレーニングがactive筋ステイッフネスに及ぼす影響を検証した。11名の被検者が、週に3回の足関節のみによるプライオメトリックスを実施した。その前後で、active筋ステイッフネスおよび腱ステイッフネスを測定した。その結果、トレーニング後にactive筋ステイッフネスが有意に増加し、腱ステイッフネスには変化が見られなかった。これらの結果より、12週間のプライオメトリックスにより、筋および腱の力学的特性が伸張ー短縮サイクル運動に適したものに変化することを示された。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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