2016 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
26284005
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
岡田 光弘 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (30224025)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 洋之 専修大学, 文学部, 教授 (60191988)
峯島 宏次 お茶の水女子大学, シミュレーション科学教育研究センター, 特任講師 (80725739)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 直観主義論理 / 線形論理 / 可能世界意味論 / 図形論理 / ウィトゲンシュタイン / 証明論 / 数学の哲学 / 論理の哲学 |
Outline of Annual Research Achievements |
20世紀の論理学哲学論争の中で重要な役割を果たした直観主義論理哲学を、21世紀の現代的観点から見直した。(1)現代論理哲学史的研究手法、(2)直観主義論理以降の現代論理手法、(3)認知科学的推論・判断・意思決定研究手法を通じて行った。 (1)強い直観主義-構成主義的算術(recursive arithmetic & analysis)において英国圏で厳格な等号的計算数学の立場を導入したグッドスタインの中核原理(Uniqueness Cndition Principle)が,ウィトゲンシュタインの論証の哲学に厳選を持つことなどについて哲学的に解明を進め、新しい視点から考察した.[Wittgebnstein’s Return To Canbridge, Cambrige UP, 2017, 近刊] (2)直観主義論理可能世界意味論を通じた古典論理の新しい確率論的・計算論的解釈を与えた[Computer Science Logic 2016]。このなかで「無視できる確率」を除いた「ほとんどすべて」ついての計算論的な可能世界意味論を導入し、情報科学的具体的応用を与えた。証明論的正規化定理から線形論理、直観主義論理の意味論と証明論が構成されることを示した[Philosophy of Linear Logic 2016, 招待講演]。 (3)自然言語による推論と論理学との関係を探究する目的で、認知科学的手法による、被験者実験のデータ解析を行った。(2)の「ほとんどすべて」の意味論を多層的にとらえる目的で、オイラー図的論理推論を発展させ、図的推論レベルで「ほとんどすべて」についての推論理論を構築した。図的表示の判断・意思決定に与える影響を論理学的観点から検討した。 これらを通じて、本課題研究成果の総合的なとりまとめ作業を行った。また発展的研究課題についての立案作業を行った。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(24 results)