2017 Fiscal Year Annual Research Report
Notation as creative process: an analysis of body action, image and language
Project/Area Number |
26284021
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Research Institution | Kyoto City University of Arts |
Principal Investigator |
高橋 悟 京都市立芸術大学, 美術学部/美術研究科, 教授 (30515515)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
建畠 晢 多摩美術大学, その他, 学長 (50125217)
篠原 資明 京都大学, 人間・環境学研究科, 名誉教授 (60135499)
牧口 千夏 独立行政法人国立美術館京都国立近代美術館, 学芸課, 主任研究員 (90443465)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 記譜 / アーカイブ / 現代美術 / イメージ / 言語 / 身体 / 集団 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は「Re-Play/未完の記譜法」と題したプロジェクトを核とした実践的な研究を行った。本研究は、身体行為を誘発する装置としての記譜という観点から開始したが、今回の試みは「展覧会」という形式それ自体を記譜として捉え直すものである。これは、東アジア文化都市2017京都「アジア回廊」との特別連携企画でもあった。観光客が集う二条城と京都芸術センターを結ぶ東西軸が、東アジア文化都市企画の主軸となったが、それらとは異質な視点を設定する為に、元崇仁小学校の体育館を使用し、南北の軸を形成する事を試みた。京都芸術センターでは初の試みとして運動場の展示使用を許可し、日独仏の若手建築家による「かげろう集落」展(2017 年8 月2 6 日から9 月3 日)が、7日間の期間のみ開催された。それは街の中央に「原っぱ」のような自由な場を仮設的に産み出す試みだが、展示物としてのパビリオンは、期間終了後は廃棄される予定であった。「Re-Play/未完の記譜法」ではそれらを元崇仁小学校の体育館へ移設し「集団の身体相互行為を誘発する実験装置」として捉え直す企画へと転位させた。それは京都市内の明倫学区から崇仁学区への南北の移動が、ヒトのフルマイ自体をどのように変更させるかを検証する実験ともなった。また映画制作ワークショップ「トポグラフィックシネマxシネマチティックボディー」を開催し、芸術センターから移動させた建築が多様な表情で見えるような演出をおこなった。照明、スモーク、音響に加えて、小型ドローンやOSMO など複数のカメラを使用し、そこからの多角的視点をライブ映像でスクリーンに投影したもので、ダンサーなどの身体行為を見せるのではなく、参加者がカメラをもって移動することで、かれらの視点と身体の移動そのものが、パフォーマンスともなるという実験となった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)