2016 Fiscal Year Annual Research Report
Comprehensive Study on Paradigms of Perception and Representation Systems in the European Avant-garde Movements
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26284046
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
山口 裕之 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (40244628)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西岡 あかね (秋元あかね) 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (30552335)
和田 忠彦 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (50158698)
松浦 寿夫 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (60219384)
沼野 恭子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (60536142)
前田 和泉 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (70556216)
吉本 秀之 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (90202407)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 知覚 / 技術 / 身体性 / アヴァンギャルド / パラダイム転換 / 表象文化論 |
Outline of Annual Research Achievements |
20世紀初頭のヨーロッパでの、芸術の諸領域・文学におけるアヴァンギャルド運動において生じていた知覚のパラダイム転換を分析することが、本研究が全体として目指していた課題である。 研究の最終年度となる平成28年度は、研究代表者・分担者の成果を集約させる場として、国際シンポジウム「PERCEPTION IN THE AVANT-GARDE」(2016年7月25, 26日、東京外国語大学)を開催した。ここでは全体として、ヨーロッパの各文化圏におけるアヴァンギャルド運動の展開の特質を浮かび上がらせると同時に、カメラ・オブスクラ的世界像から抽象性・構造性への転換といったアヴァンギャルド全体に関わる特質を鮮明に浮かび上がらせることになった。 シンポジウムの第一部では、20世紀初頭のみならず、西洋思想史全体を通じて展開していったアヴァンギャルドへの道筋を理論的に確認していった。「不透明なガラス」と題された第二部では、前年度の3月に行われた国内研究者のシンポジウムでの討議を受けて、アヴァンギャルドにおける断片性・抽象性をめぐる論議が展開された。第3部「アヴァンギャルドの身体性」では、アヴァンギャルドにしばしば見られる機械と身体の結合の表象に焦点が当てられ、第4部「視覚の詩学」では、とりわけ文学の領域での視覚表象のパラダイム転換のケースを確認していくことになった。 文化横断的・領域横断的なこのシンポジウムでの研究成果は、プロシーディングス『PERCEPTION IN THE AVANT-GARDE』というかたちにまとめられた。また、日本語の単行本の論集というかたちでも、ひろく公開すべく準備を進めつつある。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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