2017 Fiscal Year Annual Research Report
Die apokalyptische Kultur als Topos in der deutschen Literatur und Geistesgeschichte. Ist das 'Ende' vom Ende moeglich?
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26284048
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
小黒 康正 九州大学, 人文科学研究院, 教授 (10294852)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶋田 洋一郎 九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (30206180)
福元 圭太 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (30218953)
武田 利勝 九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (80367002)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 黙示録 / ドイツ文学 / ドイツ思想 / 終末 / トポス / トーマス・マン / 第三の国 / 平野啓一郎 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究代表者が日本独文学会機関誌『Neue Beitraege zur Germanistik』153号(2017年2月発行の国際誌)のトーマス・マン特集に編集責任者としてかかわった際にマン文学に造詣が深い芥川賞作家の平野啓一郎氏に寄稿の協力を仰いだが、2017年度は、本研究プロジェクトの考察を創作の側からも深めるために、7月15日に九州大学文学部で平野啓一郎講演会「破滅と希望」を第7九大独文科研研究会として企画、そして9月13日には、ドイツのバイエルン独日協会の協力を得てミュンヘンの王宮で平野啓一郎ミュンヘン講演会を第8回九大独文科研研究会として行い、日独の多くの方々と問題の共有を図ることができた。 更に本研究代表者は、上記の講演会後、9月15日から16日の間にミュンヘン近郊のバード・テレツで行われた国際トーマス・マン学会に参加して、ハンス・ヴィスキルヒェン会長をはじめとするマン研究者と意見交換を行い、その後はウィーン大学のエーファ・ホルン教授と今後の研究計画を相談するなど、本研究を一層進展させることができたと考える。 実際、先に名前を挙げたハンス・ヴィスキルヒェン会長を日本に招聘して、で第9九大独文科研研究会としてドイツ語による国際シンポジウム「Symposium anlaesslich des 30-jaehrigen Jubilaeums des Arbeitskreises Thomas-Mann-Forschung」を3月7日に京都の龍谷大学で行い、更に3月10日には、九州大学大学院人文科学研究院、九州大学附属図書館、西日本日独協会、日本独文学会西日本支部後援などの関連団体の協力を仰ぎながら、ハンス・ヴィスキルヒェン特別講演会「トーマス・マンと日本」を九州大学文学部で行なった
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成29年度は、研究活動の国際的ネットワークを構築しながら、平成28年度以上に国内外でこれまでの研究成果を積極的に発信できたと考える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後とも、国内外でこれまでの研究成果を積極的に発信して行きたい。その際、一般市民向けの情報発信も心がけて行くことにする。
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Causes of Carryover |
Hans Wisskirchen 教授をお迎えする際、当初の予定よりも支出がすくなかったため、次年度使用額が生じた。 次年度は、フランクフルト大学の Johannes Fried 名誉教授をお迎えする際に残額を使用する予定である。
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Research Products
(14 results)