2017 Fiscal Year Annual Research Report
Comprehensive study of the compilation and tradition of the Song dynasty collections
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26284050
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
東 英寿 九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (90218686)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
萩原 正樹 立命館大学, 文学部, 教授 (20250532)
内山 精也 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20275019)
浅見 洋二 大阪大学, 文学研究科, 教授 (70184158)
中本 大 立命館大学, 文学部, 教授 (70273555)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 宋人文集 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、5月27日に岡山大学において、「第5回宋代文学研究国際シンポジウム」を開催した。シンポジウムのテーマは、本科研のテーマを踏まえて「編纂と伝承-宋人文集をめぐって-」とした。本科研のメンバーである内山が司会をつとめ、九州大学大学院博士後期課程の潘超氏が「『夷堅志』後十志の伝承-上海図書館黄丕烈校鈔本『夷堅志』について-」、本科研のメンバーの東が「南宋本『歐陽文忠公集』に見られる「続添」について」、同じく浅見が「蘇軾文集の編纂と尺牘」と題して、それぞれ研究発表を行った。いずれも宋代における文集等の編纂に関するもので、本科研のテーマと密接に関連し、本科研の研究を深化させるものとなった。 本年度は、研究の最終年度であるので、これまでのシンポジウムや研究の成果をまとめて、報告書として『宋人文集の編纂と伝承』を作成した。以下のように、Ⅰ「総説」、Ⅱ「編纂」、Ⅲ「伝承」の大きく三つに分けて論文を収録した。 Ⅰ「総説」は、内山「詩集の自編と出版から見る、唐宋時代における詩人意識の変遷」を収録した。その内容は「メディア変革と詩集自編の普遍化」、「南宋中期の出版業隆盛がもたらした新たな展開」、「南宋後期における詩人と編者、書肆」の三部分で構成されれている。 Ⅱ「編纂」には、浅見「言論統制下の文学テクスト」、萩原「『和晏叔原小山楽府』をめぐって」、東「周必大の『歐陽文忠公集』編纂について」、東「范仲淹の神道碑銘をめぐる周必大と朱熹の論争」、中本「『聯珠詩格』は『新選集』の典拠か」の五本の論文が収録されている。 Ⅲ「伝承」には、東「歐陽脩『近体学府』の成立とその伝承」、中本「鶴に乗る「費長房」、中本「十雪詩」のゆくえ、萩原「「詞譜」の誕生の発展」の四本の論文が収録されている。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(21 results)