2018 Fiscal Year Annual Research Report
Medieval local communities in Japan observed in the process of creating the database of historical sources
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26284102
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
三枝 暁子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (70411139)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川端 泰幸 大谷大学, 文学部, 講師 (20410970)
鎌倉 佐保 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (60468824)
上川 通夫 愛知県立大学, 日本文化学部, 教授 (80264703)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ムラ / 郷村 / 古代 / 中世 / 地域社会 / データベース / 神仏 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度最大の成果は、本科研の研究代表者・研究分担者・連携研究者・研究協力者、および本科研の母体となる「ムラの戸籍簿」研究会メンバーによる研究成果をまとめた、大山喬平・三枝暁子編『古代・中世の地域社会ー「ムラの戸籍簿」の可能性ー』を思文閣出版から公刊したことである。本書ではまず、冒頭の「刊行にあたって」および「序章」において、今年度およびこれまでの、古代・中世の郷・村の初出事例を示すデータベースの作成作業がいかなる意義をもつものであるかを、研究代表者含む研究会事務局で紹介した。そのうえで、「Ⅰ 地域社会の構造と支配秩序」、「Ⅱ 神仏とムラをとりまく環境」の2部構成で、データベース作成業の過程で浮かび上がってきた郷・村を核とする地域社会の様相について検討した18名の論稿を掲載し、最後に本データベースの発案者である研究協力者の「あとがきにかえて」によって、今後の展望を示した。 また上記の論集の公刊とあわせ、データベースがほぼ完成している、伊勢国・安房国・上総国・下総国・近江国・下野国・若狭国・丹後国・越前国・周防国・淡路国・紀伊国・筑後国のデータを、小さ子社の協力により、web上での公開を開始したことも、重要な成果である(https://drfh.jp/mura/index.php?title=%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8)。公開に際しては、Wordで作成していた郷・村データベースを、web公開用に編集・加工する作業を行い、さらに本データベースの意義や作成の動機・意図等について閲覧者に知っていただくための紹介文をつけた。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)