2017 Fiscal Year Annual Research Report
Integrated Studies in the Decline Problems in the Greek and Roman Antiquity
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26284114
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
南川 高志 京都大学, 文学研究科, 教授 (40174099)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗原 麻子 大阪大学, 文学研究科, 教授 (00289125)
長谷川 岳男 鎌倉女子大学, 教育学部, 教授 (20308331)
井上 文則 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (20400608)
藤井 崇 関西学院大学, 文学部, 准教授 (50708683)
桑山 由文 京都女子大学, 文学部, 教授 (60343266)
南雲 泰輔 山口大学, 人文学部, 講師 (70735901)
阿部 拓児 京都府立大学, 文学部, 准教授 (90631440)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 古代ギリシア / ローマ帝国 / 衰退 / 都市 / 心性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本共同研究最終年度の最も重要な課題は、第3年目にオックスフォード大学にて開催した国際研究集会の成果をとりまとめ、公刊することであった。この課題については、Takashi Minamikawa ed., Decline and Decline-Narratives in the Greek and Roman World : Proceedings of a Conference Held at the University of Oxford in March 2017, Kyoto University 2017 (ISBN 978-4-9901929-3-8)として刊行することで達成できた。国際研究集会の成果を踏まえた報告者や各部の統括者からの寄稿を適切に収めることができた。全文英文のこの報告書は、国際学界にも十分貢献できる内容となったと自負している。 さらに、4年間の研究活動を総括するとともに、最終年度の課題としていた東洋の歴史における「衰退」の問題との比較研究も実施した。とくに、研究会を開催し、研究分担者の井上文則教授の報告について、中国古代史の専門家である京都大学人文科学研究所の宮宅潔准教授にコメントしてもらい、それに基づいた討論をおこなったが、この比較研究によって研究代表者の予想を超えるいくつもの論点が浮かび上がり、共同研究班全員の今後の研究にとってすこぶる意義深い結果となった。 最終年度の研究代表者と分担者の研究活動の報告は、本科研費専用ホームページにて公表した。4年間の共同研究を通じて得られた成果は、上記の英文の報告書に結晶したといってよいが、日本語で成果を発信することも大事であり、とくに研究代表者は、平成30年前半に公刊する2冊の編著で、成果を生かした歴史叙述を発表する。研究分担者も様々な媒体で日本語による研究成果を公刊し、また近々おこなう予定である。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)