2015 Fiscal Year Annual Research Report
アジア・アフリカの首都圏における土地利用変化の空間可視化と将来予測
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26284129
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
村山 祐司 筑波大学, 生命環境系, 教授 (30182140)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 亜紀郎 筑波大学, 生命環境系, 助教 (60396794)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | アジア / アフリカ / 首都圏 / GIS / 土地利用 / 衛星画像 / 都市化 / リモートセンシング |
Outline of Annual Research Achievements |
高精細衛星画像を用いてアジア,アフリカの主要な首都圏の境界を同一基準で確定し,2000年と2014年の土地利用をリモートセンシングとGISにより地図化するとともに,2000年から2014年にかけての土地利用の変化パターンを空間可視化した(なお土地利用データベースの作成については,筑波大学統計データバンクプロジェクトの経費を使用した).土地利用の凡例は,高密市街地,低密市街地,荒地,水田,水体(河川・湖),耕作地,道路などに区分し,従来の諸研究における区分との整合性をもたせた.土地利用の分類にあたっては,適合度を高めるためにハイブリッド法(Thapa and Murayama,2009 )を用いた.これらの分析結果は研究終了時までにWebGISで公開することにし,今年度はその試作版の構築を行った( http://giswin.geo.tsukuba.ac.jp/mega-cities/ ). また,複雑系科学の手法を援用して,将来の土地利用を導出するための分析方法を探究した.北京大都市圏を事例にその有効性を確かめた.次年度は,この手法を用いてアジア,アフリカの主要都市における土地利用の将来予測(2030年)を行う計画である. さらに本年度は,首都圏における都市化の水平的拡大とともに,垂直的拡大についても検討し,拡大過程を定量化する方法論の開発とその精緻化を図った.具体的には,ALOSのプリズム・データを用いて市街地の建物の高さや樹木の高さを把握する手法を考案し,都市発展の要因分析におけるアーバンボリューム概念の有効性について考察した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は研究計画に基づき,アジア,アフリカの主要首都圏における土地利用変化(2000年から2014年)からみた都市化の空間的拡大を可視化し,その要因を探った.以上の分析結果を踏まえ,本年度は都市化に関する将来予測のモデルを構築するとともに,その有用性の確認を終えた.研究は予定通り順調に推移している.
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Strategy for Future Research Activity |
アジア,アフリカの主要首都圏における今後の都市化の動向,都市環境の変化を把握するため,2030年における都市的土地利用を予測するとともに,シナリオ分析を実施する.そして,具体的な政策提言の可能性を探る.分析結果はインターネットで閲覧できるようにWebGISを立ち上げ,公開する.さらに,発展途上地域それぞれの都市の研究者が都市化の実態分析,予測,計画,政策の一助になるようこのWebGISの普及に努める.そのためには,ホームページの立ち上げにとどまらず,成果を国際会議で発表し,学術論文として公表することが必要である.
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Causes of Carryover |
研究員を雇用しリモートセンシングの分析を行ったが,次年度も継続して行うため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究員を次年度も雇用し,リモートセンシングの分析を行う.
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Remarks |
WEB-GIS provides a gateway to discover and access geographic WEB services, which help to visualize the geographical data for GIS users.
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