2015 Fiscal Year Annual Research Report
世代間援助の円環モデルに基づく多世代共生型事業の開発
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26285143
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
村山 陽 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (90727356)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 佳典 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (50332367)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 世代間援助 / 高齢者 / 地域 / ソーシャルサポート |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、地域における世代間援助の現状と課題を把握するとともに、「世代間援助」を包括的に捉えた「世代間援助の円環モデル」を構築することを目的としており、2015年度は①地域高齢者26名に対するインタビュー、②各分野の研究者3名に対するインタビュー、③研究者間のワーキンググループ (2回)を行った。①の結果については、質的分析法により整理を行い、「世代間援助円環モデル」プロセスの構築を試みた。また、②③では、昨年度の調査で示された「地域における世代間援助の現状」に関して、その解釈および今後の課題を明らかにするために多角的な視点から議論を深めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定通り様々な研究者に対するワーキンググループおよびインタビューを行った。ただし、予定通りの回数は実施できなかったため、今年度も引き続き行う予定である。そのため、(3)やや遅れている、と評価をした。
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Strategy for Future Research Activity |
埼玉県和光市在住の第1回調査と同一の対象者5,000人余り、神奈川県川崎市多摩区在住の第1回調査後に調査協力に同意してくれた対象者300人余りを対象に追跡調査を実施し、3年間の調査結果をもとに「世代間援助の円環モデル」について検証を行う。
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Causes of Carryover |
平成28年度調査実施に備えるため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度には、第2回調査実施のために使用する。
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Research Products
(2 results)