2014 Fiscal Year Annual Research Report
大学教育の内部質保証を担うミドルマネジメント人材の専門性開発に関する国際比較研究
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26285186
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
杉本 和弘 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (30397921)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳥居 朋子 立命館大学, 教育開発推進機構, 教授 (10345861)
高野 篤子 大正大学, 人間学部, 准教授 (30513048)
佐藤 万知 広島大学, 高等教育研究開発センター, 准教授 (10534901)
立石 慎治 国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 研究員 (00598534)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 専門性開発 / ミドルマネジメント / 大学教育 / 内部質保証 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度ということで、国内外の大学等で実施されているアカデミック・リーダーシップ・プログラム及び次世代リーダー育成の取組みについて探索的に調査するとともに、その成果に基づきながらメンバーによる研究会(ブレインストーミング含む)を、平成26年7月(仙台)及び同27年2月(東京)に実施した。 その結果を踏まえ、国内調査としては、明治大学の「学長室専門員制度」の現状と課題について訪問調査を実施するとともに(平成26年10月31日)、海外調査としては、米国ハワイ大学マヌア校を訪問し、教育質保証に関する業務の取組状況や専門人材の育成システム等に関して調査するため、学務担当副学長、人事部スタッフ、IRオフィス(MIRO)に対する半構造化インタビューを行った(平成26年8月)。また、英国リーダーシップ財団、キングストン大学、ブリストル大学におけるアカデミック・リーダー育成関連のプログラム開発・担当者を訪問し、半構造化インタビューを行った(平成27年2月中旬)。さらに、豪州メルボルン大学において、人事部が提供するアカデミック・リーダーシップ・プログラム及びL H Martinが提供する関連プログラムについて、関係者へのインタビューを行った。上記の国内外いずれの調査でも関連資料の収集も同時に実施した。 さらに、国内大学で現在リーダー的職階にある大学教員にインタビューを行い、リーダー当事者のライフ・ヒストリーを探索的に聴き取る作業も行った。 上記以外に、本研究課題の全体構造を把握し、リサーチ・クエスチョンの精緻化・研究枠組みを見なすために、先行研究(関連書籍・論文)の収集・分析を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
海外訪問調査については、メンバーの業務多忙化等によって初年度に計画した通りに実施することはできなかったものの、これは第2年度に実施する方向で準備を進めている。また、国内関係者に対する質問紙調査の検討については、同様の調査が近年、他研究グループで実施されており、そのデータ分析が進んでいないことから、そのデータを引き継いで進めることとし、本研究課題はそれ以外のところに力点を置くこととなった。 以上を総合的に勘案し、初年度に計画した事項はおおむね実施できており、目的達成に向けて順調に進んでいると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
上記でも述べた通り、本研究課題の申請段階では、国内質問紙調査の実施を予定していたものの、実施する必要がなくなった分、今後はその既存データの分析に尽力する予定である。また、初年度に実施できなかった海外訪問調査についても第2年度に実施することを計画している。
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Causes of Carryover |
初年度(H26)に予定していた海外訪問調査が、メンバー業務多忙によって実施できなかったため、次年度使用額が生じる結果となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
第2年度(H27)に初年度の予定に従って海外訪問調査を実施する。
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Research Products
(2 results)