2016 Fiscal Year Annual Research Report
Review educational contents of forest and forestry education in high schools based on newest views of forest science
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26285206
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Research Institution | Forestry and Forest Products Research Institute |
Principal Investigator |
井上 真理子 国立研究開発法人森林総合研究所, 多摩森林科学園, 主任研究員 (30414478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 哲 宮崎大学, 農学部, 教授 (00231150)
光田 靖 宮崎大学, 農学部, 教授 (30414494)
大住 克博 鳥取大学, 農学部, 教授 (60353611)
大谷 忠 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (80314615)
大石 康彦 国立研究開発法人森林総合研究所, 多摩森林科学園, グループ長 (80353605)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 森林・林業教育 / 専門教育 / 高校 / 教育内容 / 学習指導要領 |
Outline of Annual Research Achievements |
森林管理者を育成してきた高校の専門教育について、実態調査と教科書の分析をもとに、教育内容を検討した。 1.高校の森林・林業教育の実態調査:森林・林業教育の専門科目を設置している高校の状況と教育課程について、林野庁のアンケート(2014年、対象72校)をもとに分析した。学科は、農業専門学科61校(名称:林業・林産系8校、森林系22校、グリーン・緑地系13校、環境系11校、農業系7校)、総合学科10校、普通科1校であった。教育課程は、森林・林業科目(「森林科学」、「森林経営」、「林産物利用」)3科目共に必修が32校、2科目必修が16校、1科目必修が9校、選択科目設定が14校となっていた。森林・林業の専門教育の実施状況は学校間で差異があり、教育目的に応じた教育内容の設定の必要性が挙げられた。 2.森林・林業の教育内容の検討:学校教育の内容を示した「学習指導要領」(1947年以降8回改訂)をもとに、森林・林業教育の内容を分析し、3科目の内容の構成を体系的に整理した。教育内容に森林の生産性を高めるための知識・技術と、森林の多面的機能や保全を含む持続可能な森林管理が盛り込まれていた。教育内容について、大学の専門教育の内容をふまえて再整理を試みた結果、教育内容として持続可能な森林管理(ゾーニング・収穫規制など)、生態系の保全(生態系サービスなど)、森林の歴史などが盛り込まれたが、科目間の重複が課題となった。また、各科目の内容は、高校の実態調査の結果をふまえ、科目の内容を焦点化し、重要項目と発展的な項目とに分けた。 3.研究成果のまとめと発信:報告書「高等学校における森林・林業教育研究」(およびパンフレット)にまとめ、日本森林学会での専門教育に関する企画シンポジウム開催(“森林・林業分野の人材育成”と教育研究機関の役割)などを通じて普及を図った。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)