2015 Fiscal Year Annual Research Report
ドレスト光子フォノンによる革新的人工光合成材料の開発
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26286022
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
八井 崇 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80505248)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 大輔 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 先進パワーエレクトロニクス研究センター, 研究員 (10357402)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 近接場光 / 人工光合成 / CO2 |
Outline of Annual Research Achievements |
CO2の分解効率を向上させるために、分解波長である150nmよりも長波長の光によって分解させる必要がある。今年度は、昨年度までに実現した数値計算結果から先鋭化されたナノ構造が多く含まれる構造を作製する必要があることを明らかにしていたので、今年度は、これまでのナノロッド構造に加えて、表面のナノ寸法の突起を多く有するナノ微粒子を合成させることに成功した。加えて、昨年度までに成功した表面水素終端構造を用いて、CO2分解実験を行い、水素終端しない場合と比較して高効率にCO2が分解される結果を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
昨年度得られた計算結果を元に、最適なナノ微粒子構造の合成に成功したことに加えて、CO2の分解実験に成功したため。さらに研究分担者との連携も強固に水素終端実験も円滑に進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに得られた実験結果を元に、さらなるCO2分解効率向上のため、ナノ微粒子のアレイ化、他の材料や構造(ナノワイヤ、微粒子など)の探索などを行い、最終的な目標であるメタノール生成効率の最適化を目指す。
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Causes of Carryover |
次年度以降も実験補助員を雇用して、研究を推進するため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
週一回勤務可能な組成分析担当者を雇用する。
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Research Products
(10 results)