2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of New Functional Materials by Nano-scale Molecular Design and Expansion of Multinuclear Metal Systems
Project/Area Number |
26288025
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
棚瀬 知明 奈良女子大学, 自然科学系, 教授 (50207156)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 隆行 奈良女子大学, 自然科学系, 准教授 (80322676)
久禮 文章 奈良女子大学, 自然科学系, 助教 (30572557)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 金属クラスター / ナノ分子素子 / 多座ホスフィン / 金属錯体化学 / 分子細線 / パラジウム / 白金 / 銅 |
Outline of Annual Research Achievements |
以下の項目について研究を行った。 (1)低原子価Pd, Pt分子ワイヤーの創成:meso/rac-dpmppmを用いた直鎖上Pd8核クラスターを合成し,詳細な構造と物性を明らかにするとともに,光・電気化学特性と金属鎖に沿った伝導特性について研究を行った。また,Pd8鎖が高温ではPd4核フラグメントに解離し,低温ではそれらが自己整列する現象を見出したが,これがPd4核フラグメント間の自己不斉認識につながることを新たに発見した。これのような結果を学術雑誌Chem. Eur. J.に発表した。 (3)閉殻金属を用いた環状クラスターの分子設計と光励起物性の発現:meso/rac-dpmppmに支持されたAu4錯体がクラスター中心から強い青色発光を示し,さらにそれらが塩化物イオンによって鋭敏に消光される現象を見出した。また,直鎖状六座ホスフィンrac-dpmppmppmを用いてAu(I)及びAg(I)6核錯体を合成し,構造と光物性について研究を行った。さらに,rac-dpmppmppmを用いたCu(I)2核錯体にジイミン配位子を系統的に導入し,熱励起遅延蛍光を含む発光挙動について研究を展開した (4)かご状銅ヒドリド多核金属集合系を用いた貴金属代替材料の開発:昨年度に引き続き銅ヒドリドクラスターの合成を行い,Cu2H, Cu4H3, Cu6H5, Cu8H6, Cu9H7, Cu16H14等様々な骨格を有する化合物の合成に成功した。これら化合物の反応性物性はその構造に大きく依存し,特に,Cu8H6錯体が温和な条件で二酸化炭素と反応することから,二酸化炭素のヒドロシリル化触媒に応用した。得られた結果は学術雑誌Chem. Eur. J.に発表した。 (5)金属集合系の拡張と集積によるナノ金属材料の創成:Pd8核クラスターを担持したGC化学修飾電極を作製し,電気化学特性について研究を行った。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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