2016 Fiscal Year Annual Research Report
Construction of vascularized nerve tissue by a 3D co-culture system consisting of cell microfibers
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26289060
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
根岸 みどり (加藤みどり) 東京大学, 生産技術研究所, 研究員 (30300750)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾上 弘晃 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (30548681)
三浦 重徳 京都大学, 再生医科学研究所, 助教 (70511244)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | マイクロデバイス / マイクロマシン / 再生医療 / 細胞・組織 |
Outline of Annual Research Achievements |
本プロジェクトの当初から取り組んできた神経細胞ファイバー技術を用いて、異なる神経組織から採取した神経ファイバーをアセンブリする方法を確立し、in vitroで3次元神経ネットワークの構築に成功した。本技術により、それぞれ初代培養大脳皮質細胞と初代培養海馬細胞より構築される神経ファイバー間の神経回路の構築、神経幹細胞からの複雑な神経ネットワークの構築に成功した。本成果は、国際的な学術誌に掲載することができた(Midori Kato-Negishi, Hiroaki Onoe, Akane Ito and Shoji Takeuchi: Rod-Shaped Neural Units for Aligned 3D Neural Network Connection, Advanced Healthcare Materials, Version of Record online: 21 April 2017, DOI: 10.1002/adhm.201700143)。また、HUVEC細胞を用いて、流体マイクロデバイスから管腔構造を有するような血管ファイバーの構築にも成功した。現在学術誌に掲載するため論文を執筆中である。さらに、ヒト及びマウスの神経幹細胞から構築された神経幹細胞ファイバーを分化誘導し、分化誘導した神経ファイバーとHUVEC細胞をフィブリンゲル中で共培養をすると、生体内で神経細胞の周りに血管構造が構築されるように、神経ファイバー周辺で優位に血管網構造が構築されることが観察された。本技術を利用し、神経ファイバーを3次元培養デバイス中にパターニングすることにより、神経組織の周囲に血管網を有する3次元組織の構築にも成功した。本技術を利用することで、今後in vitroで神経-血管網を有する組織の再構築が可能になると考えられる。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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