2016 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on the Actual Condition and Modernization Process of Building Production System in Southeast Asian Countries
Project/Area Number |
26289216
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
蟹澤 宏剛 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (00337685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
権藤 智之 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 准教授 (50608396)
志手 一哉 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (60505353)
清水 郁郎 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (70424918)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | インドネシア / マンドール / ベトナム / 技能実習生 / ラオス |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年度は、インドネシアとラオスを主に、フォローアップとしてベトナムとシンガポールを調査した。インドネシアの建設技術は、超高層を単独で設計・施工するレベルにあるが、躯体はRC一辺倒で、技術レベルのバロメーターともいえる壁構法はレンガからブロックへ移行し、日系のプロジェクトではヘーベルと呼ばれる軽量発泡コンクリートも使用されている。乾式工法は一部に使われ始めたレベルで、タイやベトナムよりは進んでいると考えて良い。建設労働市場に関しては、シンガポールが100%、タイでも半数程度を外国人に依存している中で、市場をクローズしている同国は、全てを自国民で賄っている。労働者は、マンドールと呼ばれる親方が、故郷の村や親戚等を単位に組織し、現場近くのレイバーキャンプに住み込んで働くのが一般的である。技能レベルは、左官(土間)については日本並みか場合によってはそれ以上、コンクリート工事についても、少なくとも日系ゼネコンの現場においては高いレベルの品質管理が浸透している。現場の技能・技術について、特筆すべきは、日本式の型枠が普及していることである。12㎜の合板に端太角、ホームタイ、セパレーターについて現地製の材料が調達できる。これは、おそらくは世界唯一と思われる。 ラオスにおいては、ルアンパバーン以北について、過去に訪問したことのあるNayangtai村、Poung Chong村においては経年変化を、その他については1日に約100km程度移動しながら、沿道の建物を写真撮影し、伝統的高床、コンクリートの現代型、および移行過程のバリエーションを考察すべくデータを収集した。Poung Chong村においては、今後、目の当たりにすることは非常に困難であろう、結による木造高床住宅の建設風景を記録することができたことは、大きな成果であった。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)