2016 Fiscal Year Annual Research Report
Functional analysis of BRCA1 as the molecular basis of breast cancer therapy
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26290042
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
太田 智彦 聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 教授 (60233136)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朴 成和 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 科長 (50505948)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 乳癌 / 治療 / BRCA1 / BARD1 / DNA損傷 |
Outline of Annual Research Achievements |
BRCA1およびBARD1の抑制によって相同組換え修復不全が生じ、PARP阻害剤に対する感受性が亢進するのに対して、HERC2ノックダウン細胞は姉妹染色分体交換(SCE)が亢進することから相同組換え修復が過剰になっている可能性がある。そこで、BRCA1あるいはBARD1不全に、さらにHERC2不全を加えた場合に相同組換え修復能が改善し、PARP阻害剤に対する抵抗性が生じるか否かの解析を試みた。Doxycyclin(Dox)誘導性にHERC2に対するshRNAを発現するHeLa細胞に、CS-RfA-ETPuro-shBRCA1あるいはshBARD1をトランスフェクションし、blasticidinと puromycinでセレクションし、Dox添加によってHERC2とBRCA1あるいはHERC2とBARD1を同時に抑制しうる細胞を樹立した。これらの細胞を用いて放射線照射後のRAD51のfoci形成を解析したところ、 BRCA1あるいはBARD1を単独で ノックダウンした細胞がコントロールに比較してfoci形成が抑制されているのに比較してBRCA1あるいはBARD1とHERC2を同時にノックダウンした細胞はRAD51 foci形成が増加しており、相同組換えが回復する傾向にあることが確かめられた。しかし、これらの細胞はノックダウンを継続すると細胞死が誘導されることからSCEおよびPARP阻害剤感受性の解析は困難であった。CRISPR/Cas9で作成したHERC2変異HCT116細胞を用いてBRCA1, BARD1, BRCA2のノックダウンを試みたが、Dox誘導性shHERC2細胞と同様の結果であった。一方、我々が作成したHERC2のC末端に対する抗体を用いて原発性乳がんにおける免疫染色の条件設定を行い、良好な染色条件が得られた。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)