2014 Fiscal Year Annual Research Report
膵液を用いた新規メチル化解析法による膵癌の早期診断予測法の構築
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26290048
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
米澤 傑 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (10175002)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東 美智代 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (60315405)
横山 勢也 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (20569941)
原 太郎 千葉県がんセンター(研究所), その他部局等, その他 (20535869)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | がんの個性診断 / ムチン / 膵臓 / 膵液 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.膵腫瘍患者の組織標本における、糖蛋白質「ムチン」の発現状況のプロファイル作成:膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の亜型分類において重要なポイントとなるMUC1とMUC2、膵癌の予後不良因子であるMUC4について、鹿児島大学の85症例、独国ウルム大学の47症例の膵腫瘍検体の腫瘍部・非腫瘍部の免疫組織学的解析を行い、膵腫瘍ごとに独特のMUC1・MUC2・MUC4の発現パターンがあることを確認した。さらに、低酸素状況を示すマーカーであるCA9が、MUC1やMUC4と相関する領域で発現していることを見出した。 2.膵腫瘍患者の組織検体における、ムチン遺伝子のメチル化状況のプロファイル作成:鹿児島大学より168検体(85症例)、独国ウルム大学より132検体(66症例)の膵腫瘍検体の腫瘍部・非腫瘍部の組織検体を用いて解析を行った。ヒト膵臓検体において、MUC1・MUC2・MUC4のmRNA発現が、これまでに報告してきたプロモーター領域の脱メチル化と相関関係にあることを明らかにした。また、MUC1およびMUC4プロモーター領域の脱メチル化と、脱メチル化酵素として報告されているTET(Ten eleven translocation)ファミリーの発現状況に相関があることが示唆された。加えて、膵癌培養細胞において、環境因子である低酸素状況下では、MUC1およびMUC4のmRNA発現が上昇していることも明らかにした。 3.上記2つのプロファイルに臨床情報・病理情報を統合したデータベースの作成:上記解析結果に臨床情報とともに蓄積し、データベースを構築した。免役染色結果と臨床情報、エピジェネティック解析、遺伝子発現解析結果を比較すると、正常膵組織におけるMUC4遺伝子プロモーター領域の脱メチル化状況が予後不良に関連していた。 4.膵癌のムチン発現様式との比較を行うために、虫垂癌におけるムチンの臨床病理学的意義の解明を行った。虫垂癌108症例の解析では、MUC3の発現が虫垂癌において予後不良因子であった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Mucin expression in endoscopic ultrasound-guided fine-needle aspiration specimens is a useful prognostic factor in pancreatic ductal adenocarcinoma2015
Author(s)
Michiyo Higashi, Seiya Yokoyama, Takafumi Yamamoto, Yuko Goto, Ikumi Kitazono, Tsubasa Hiraki, Hiroki Taguchi, Shinichi Hashimoto, Yoshihiko Fukukura, Chihaya Koriyama, Yuko Mataki, Kosei Maemura, Hiroyuki Shinchi, Maneesh Jain, Surinder K. Batra, Suguru Yonezawa
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Journal Title
Pancreas
Volume: in press
Pages: in press
Peer Reviewed
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[Journal Article] A comprehensive expression analysis of mucins in appendiceal carcinoma in a multicenter study: MUC3 is a novel prognostic factor2014
Author(s)
Hiroaki Shibahara, Michiyo Higashi, Seiya Yokoyama, Karine Rousseau, Iwao Kitazono, Masahiko Osako, Hiroshi Shirahama, Yukie Tashiro, Yasuhiro Kurumiya, Michihiko Narita, Shingo Kuze, Hiroshi Hasagawa, Akehito Kato, ・・・(他20名)・・・, Suguru Yonezawa
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Journal Title
PLoS ONE
Volume: 9(12)
Pages: e115613
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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