2016 Fiscal Year Annual Research Report
Studies on genomic structure and evolution of spinach sex-determining loci
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26292001
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
小野寺 康之 北海道大学, (連合)農学研究科(研究院), 講師 (80374619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近江戸 伸子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (30343263)
星野 洋一郎 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 准教授 (50301875)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ホウレンソウ / 性決定遺伝子 / 間性 |
Outline of Annual Research Achievements |
間性遺伝子(M)コード候補領域の塩基配列を決定した。この塩基配列へ間性系統03-336および雌雄異株系統03-009(雌株)に由来するRNAseqリードをマップした結果,この領域には少なくとも4つの遺伝子(M-ORF1~M-ORF4)が座乗している可能性が示された。さらに,同領域から系統03-336および03-009間の構造変異が45個見出された.しかし,大多数の変異(42)は遺伝子間領域に位置しており,残りの変異はM-ORF2およびM-ORF4座から見出された.M-ORF4座から見出されたのは比較的小さな変異(SNPおよびInDel [1 bp])であり,イントロンに位置しているので発現に影響を及ぼす可能性が低いと考えられた.一方,M-ORF2座からは約800 bpのInDel変異が見出された. 次に,25種類のホウレンソウ間性系統におけるM-ORF2の構造を調査した結果,当該遺伝子には03-009型および03-336型アレルの他に少なくとも2種類のアレル(合計4型)が存在することが判明した.03-009型M-ORF2アレルを持つ系統は,一部を除いて高い雌花着生率(80 - 99%)を示すことが判明した.一方,03-336型アレルを持つ系統は,低い雌花着生率(10 - 50%)を示した.残りの2種類のアレル(暫定的にA型およびB型と命名)のうち,A型アレルを持つ系統は50%の雌花着生率を示し,B型アレルを持つ系統は70 - 90%の雌花着生率を示した. 次に,03-336型M-ORF2アレルに特異的な配列を標的とするRT-PCR解析行った.その結果,系統03-336の栄養成長期の地上部および花序において,M-ORF2が発現していることが確認された.
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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