2016 Fiscal Year Annual Research Report
Mechanism of temperature-dependent petal coloration in chrysanthemum
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26292021
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
深井 誠一 香川大学, 農学部, 教授 (80228858)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳴海 貴子 香川大学, 農学部, 准教授 (30469829)
中山 真義 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, その他部局等, その他 (40237475)
高村 武二郎 香川大学, 農学部, 教授 (40253257)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | キク / 花色発現 / 高温 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度はピンク花キク品種ペリカンからアントシアニン生合成関連遺伝子を取り出し、その塩基配列を決定した. CmplCHIとCmplANSを1つずつ、CmplCHS、CmplF3H、CmplDFRをそれぞれ2つ単離され、それらは既知の遺伝子とほぼ同じ塩基配列を示した。 CmplDFR1および2は、CmplDFR1に7bpのヌクレオチド配列挿入のために終止コドン位置で異なるアミノ酸配列長を示した; CmplDFR1は375アミノ酸長であり、CmplDFR2は374アミノ酸長であった。全ての遺伝子のアミノ酸は、既知のアントシアニン生合成遺伝子の特異的な保存領域を含んでいた。 CmplCHSおよびCmplCHIは無着色の花びらを有するステージ1から高い遺伝子発現レベルを示し、CmplDFRおよびCmplANSは薄いピンクの花弁を有するステージ2から高い遺伝子発現レベルを示した。しかし、CmplDFR2は、他の単離された遺伝子とは異なり、第2段階から第6段階まで一定の遺伝子発現を示した。以上の結果から、CmplCHS1とCmplCHIは早期生合成遺伝子として機能し、CmplDFR1とCmplANSは後期生合成遺伝子として機能することが示唆された。 CmplDFR2は、「ペリカン」のアントシアニン生合成経路の重要な酵素として機能していないかもしれない。 また平成28年度には、尿素系殺菌剤ペンシクロンの施与が高温下での花色改善に及ぼす影響を検討し、1000ppm処理において25℃下で花色の改善が認められた。また前年までに検討したプロヘキサジオンカルシウム処理は、品種ペリカンにおいてアントシアニンの生成を抑制することが明らかとなった.
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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