2016 Fiscal Year Annual Research Report
Improvement of trans-synaptic tracers for the elucidation of taste coding
Project/Area Number |
26292064
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡田 晋治 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (50376563)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 味覚 / 神経回路 / トレーサー |
Outline of Annual Research Achievements |
われわれが感じる5つの基本味の味情報は末梢の味蕾では別々の細胞集団で受容されることが明らかになってきた。一方、受容された味情報の神経伝達・中枢での認識という味覚情報のコーディング・デコーディング機構は不詳である。本申請研究では、①2種以上の細胞を起点とする情報伝達・処理神経回路の可視化を実現する新規の経シナプス性トレーサー・トランスジーンをメダカを用いて開発し、②新規トレーサーを用いて、2種以上の基本味の情報伝達・処理経路を区別して可視化し、各経路の相関を明らかにすることを最終目標として行った。 昨年度までに、神経回路を独立して可視化するツールとして、これまでに報告のなかった2種のトレーサー・トランスジーンの開発に成功した。また、メダカの複数種の味蕾細胞に外来遺伝子発現を誘導可能なプロモーター配列の取得に成功した。 本年度は、これらのツールを組み合わせ、メダカにおける複数種の味覚神経回路の関係性の解析を行った。その結果、旨味vs苦味、旨味+苦味vs酸味の神経回路の関係性を味蕾に投射する味神経のレベルで明らかにすることに成功した。この結果と、すでに報告のある味神経の味覚応答様式の情報と組み合わせて考察することによって味覚情報のコーディング・デコーディング機構の解明に大きく寄与するものであると考えている。現在、論文化を進めている。 蛍光タンパク質とトレーサーの融合タンパク質トランスジーンについて検討を行ったが、神経トレーサーとして機能するものは得られなかった。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Diversity in cell motility reveals the dynamic nature of the formation of zebrafish taste sensory organs.2016
Author(s)
Soulika, M., Kaushik, A. L., Mathieu, B., Lourenco, R., Komisarczuk, A. Z., Romano, S. A., Jouary, A., Lardennois, A., Tissot, N., Okada, S., Abe, K., Becker, T. S., and Kapsimali, M.
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Journal Title
Development
Volume: 143
Pages: 2012-2024
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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