2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of evaluation method for fill-dam safety due to Level 2 earthquake
Project/Area Number |
26292125
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
向後 雄二 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (30414452)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林田 洋一 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農村工学研究部門, 主任研究員 (50414454)
斎藤 広隆 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (70447514)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | レベル2地震動 / フィルダム / 耐震解析法 / 不飽和土 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は研究項目④遠心振動模型実験,⑤既往の動的解析手法への①モデルの搭載,⑥模型実験のシミュレーション,⑧総合検討による安全性検討手法の構築を行った。 ④については,昨年度実施予定であったが,遠心模型装置の整備に時間を要し,本年度10月以降からの供用となった。そのため,当初予定していた実験を均一型ダムだけに絞った。それは,基本的なデータを得るとともに,遠心振動模型実験の信頼性を検証しやすい側面を持つ。実験は,フィルダム盛土材の密度および含水比の違いがどのようにその地震動へ影響するのかを検討することと,研究項目⑤の解析法の検証データの収集,のために実施された。従来低い含水比では,振動中に間隙水圧の上昇は無視できるほどに小さいとされてきたが,今回の試験で振動中の間隙水圧の発生挙動が,堤体内の位置によってかなり異なることがわかった。すなわち,天端では,水圧は負圧を生じるが,より内部および下部では正圧が発生することがわかった。また,応答加速度は,小さな加振加速度の範囲では,高さに比例して大きくなるが,大きな加速度では高さ関係なく一定または減少することが分った。これらの実験結果については昨年度実施した重力場での振動実験とともに検証し公表する。研究項目⑥では,模型実験のシミュレーションを研究項目⑤の動的解析法について行った。解析結果については今後公表する。研究項目⑧は研究項目①~⑥を総合的に検討し,安全性検討手法を構築する。これらの成果をとりまとめと公表は29年度半ばを目標とする。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)