2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of hydrocarbon production system from micro green alga Botryococcus braunii cultured in seawater medium
Project/Area Number |
26292132
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
芋生 憲司 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (40184832)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
海津 裕 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (70313070)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 再生可能エネルギー / 微細藻類 / バイオ燃料 |
Outline of Annual Research Achievements |
塩濃度0.36%希釈人工海水培地(1/10人工海水培地)での培養時におけるBotryococcus braunii B品種Showa株、Sanshiro5株のコロニーサイズの経時変化を調べた。両株ともに希釈人工海水培地での培養期間の経過とともに、コロニーサイズが直線的に増大することを確認した。また、Sanshiro5株はShowa株と比べてコロニーが大型化しやすいことも確認した。 放射線照射による突然変異を利用した育種に関しては、寒天培地のShowa株の単細胞に対して照射強度と致死率の関係を調べ、最適な照射条件を決定した。耐塩性の高い変異株は取得できていないが、コロニーが大型化した変異株1株を取得した。 昨年度の実施した屋外培養試験では、日射量の多い夏季には水温が35℃を越えることが確認された。本年度は室内実験により温度の日変化がShowa株の増殖に与える影響に関して調べた。Showa株は水温35℃の一定温度の培養では増殖しないが、明期35℃暗期28℃の温度条件では増殖することが確認された。したがって、夏季の高温期でも夜間に水温の低下により培養が可能になると考えられる。 放射線照射による突然変異を利用した育種に関しては、増殖速度、耐塩性とも目標の形質を持つものは得られていないが、コロニーが大型化した変異株1株を取得するなど、放射線照射による突然変異がBotryococcus brauniiの育種に利用することが可能であることは確認できた。また、夜間の水温低下により夏季の高温期でも培養が可能となる条件を確認するなど屋外培養に向けた有用な知見を獲得することができた。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Effects of culture medium salinity on the hydrocarbon extractability, growth and morphology of Botryococcus braunii2016
Author(s)
Furuhashi, K., Hasegawa, F., Saga, K., Kudou, S., Okada, S., Kaizu, Y., Imou, K.
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Journal Title
Biomass and Bioenergy
Volume: 91
Pages: 83-90
DOI
Peer Reviewed
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