2016 Fiscal Year Annual Research Report
Passive Immunity acquired via colostrum in pig
Project/Area Number |
26292145
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
井上 亮 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 講師 (70443926)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚原 隆充 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 研究員 (90562091)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ブタ / 初乳 / 移行免疫 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、初乳からの移行タンパク質、移行細胞の2つに関する研究を実施した。 初乳に含まれるタンパク質のうち、昨年度までの研究で仔豚への移行が示唆されたタンパク質で、抗体以外のものを2種類選抜し、そのタンパク質の移行をさらに詳細に確認した。仔豚4-8匹を初乳摂取前、初乳摂取後4、10、24時間後で解剖し、血漿中の当該タンパク質の濃度を測定したところ、いずれのタンパク質も初乳摂取前は検出限界以下であったが、摂取4時間後には検出可能なまでに増加した。さらに、摂取10時間後にはピーク濃度に到達したが、腸管を介した乳成分の移行が縮小する24時間後では、検出可能ではあるものの、10時間後に比べると濃度が減少した。このことから、この2種類のタンパク質は初乳を介して仔豚の体内に移行することが強く示唆された。いずれも、仔豚の発達に影響を与え得る機能が報告されているタンパク質であるため、これらのタンパク質が仔豚の発達を促している可能性が高い。 次に、初乳からの細胞移行を検証するための新たな手法を探索・検証した。昨年度までに、これまでの既報等で使用されていた蛍光標識した細胞を摂取させ、仔豚組織から検出する方法を蛍光標識試薬の変更も試みつつ検証したが、移行細胞の少なさのためもあり、感度が劣るため、抜本的な見直しの必要性を認めたためである。その結果、次世代シーケンサーを利用した新たな手法を確立することに成功した。予備的ではあるが、本手法をを利用することで、
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)