2016 Fiscal Year Annual Research Report
Study on the neuronal circuit and molecular mechanis underlying decision-making and its application for drug development
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26293053
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山田 清文 名古屋大学, 医学部附属病院, 教授 (30303639)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
溝口 博之 名古屋大学, 環境医学研究所, 講師 (70402568)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 神経科学 / 脳神経疾患 / 意思決定 |
Outline of Annual Research Achievements |
薬物依存やギャンブル依存の他、統合失調症などの多くの精神疾患おいて、明らかな意思決定の異常が認められるが、そのメカニズムは不明であり、有効な治療法も開発されていない。動物実験において意思決定を評価するための適切なテスト課題や安定した意思決定異常を示す動物モデルが確立されていないことが、その原因の一つと思われる。我々は、意思決定を定量的に解析可能なラット用ギャンブルテストを独自に考案するとともに、覚せい剤依存誘発性意思決定障害モデルの作製に成功した。本研究では、ある特定の神経細胞の活性を特異的に制御することが可能なDREADDシステムを駆使して、意思決定に関わる神経回路の機能と分子機構の解明を目指す。さらに、意思決定障害の治療を可能とする創薬標的の同定を行う。 平成26年度および27年度には、メタンフェタミンを連続投与した覚せい剤依存モデルラットの意思決定障害の異常を神経薬理学的に解析してそのメカニズムを解明するとともに、DREADDシステムを用いて特定領域の神経機能を操作したときの意思決定の変化を解析し、島皮質におけるGABA神経系の重要性を明らかにした。 平成28年度は、意思決定の神経メカニズムを解明するために遺伝子改変マウスを利用することを想定し、マウス用ギャンブル試験の開発を行った。具体的にはリスク(餌なし)と報酬(餌あり)の確率と期待値がそれぞれ異なる2つのレバーを備えたオペラント装置を用いたギャンブル課題の開発を試みた。さらに、メタンフェタミンの連続投与により認知機能障害が生じたマウスのレバー選択行動を解析し、意思決定障害モデルマウスとして利用できるかどうか検討した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Protective potential of the glutathione peroxidase-1 gene in abnormal behaviors induced by phencyclidine in mice.2016
Author(s)
Tran TV, Shin EJ, Jeong JH, Lee JW, Lee Y, Jang CG, Nah SY, Lei XG, Toriumi K, Yamada K, Nabeshima T, Kim HC.
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Journal Title
Mol Neurobiol.
Volume: -
Pages: 印刷中
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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