2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a novel high sensitivity molecular imaging for ACF
Project/Area Number |
26293176
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
高山 哲治 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (10284994)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 茂樹 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (20226038)
中川 忠彦 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 助教 (40634275)
六車 直樹 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 准教授 (90325283)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ACF / 分子イメージング / 蛍光標識プローブ |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度までに作成したGSTにより活性化される蛍光標識プローブ(GST-activated probe)及びgut-1に特異的に結合する蛍光標識glut analogueを用いて、in vivoの実験を行なった。まず、大腸発がん物質であるazoxymethaneをラットに投与して8週目に腸管内を洗浄し、GST-activated probeまたは蛍光標識glut analogueを腸内に注入した。すぐに、動物用細径内視鏡を挿入し、蛍光観察することにより微小前癌病変であるACFを観察したところ、複数のACFを観察することができた。GST-activated probeでは、注入後約5分でACFを蛍光観察することが可能であり、10分後にもっとも強い蛍光を発した。蛍光標識glut analogueでは、10分後に蛍光を発するACFと思われる微小病変を観察できたが、GST-activated probeに比べて蛍光強度は弱かった。さらに、ヒト大腸癌の切除標本を用いて、ex vivoによるヒトACFの蛍光イメージングを試みた。大腸癌症例の切除大腸標本を切除後すぐに生理食塩水で洗浄し、GST-activated probeを散布したろころ、10-15分後に強い蛍光シグナルを発するACFを明瞭に観察することができた。術前のメチレンブルー観察によるACFの位置及び数と照合したところ、場所と数はほぼ一致した。蛍光観察したACFのS/N比は、メチレンブルー法により観察したACFのS/N比と比べて有意に高かった。一方、蛍光標識glut analogueでも同様に明瞭なACFを観察することができたが、S/N比はやや低かった。以上より、蛍光標識プローブによるACFの観察は可能であり、とくにGST-activated probeを用いることにより高感度にイメーッジングし得ると考えられる。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)