2018 Fiscal Year Annual Research Report
Anti-tumorigenic effects of transcutaneous carbon dioxide application on bone, soft tissue, and metastatic tumors.
Project/Area Number |
26293337
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
秋末 敏宏 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (90379363)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河本 旭哉 神戸大学, 医学研究科, 特命講師 (30420558)
原 仁美 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (40437489)
新倉 隆宏 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (40448171)
李 相亮 昭和大学, 医学部, 講師 (40533732)
深瀬 直政 神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (60579324)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 癌 / トランスレーショナルリサーチ / 化学療法 / 臨床研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
高濃度炭酸ガス経皮吸収デバイスを用いた臨床試験を1例に対して行った。高濃度炭酸ガス経皮吸収デバイスを悪性骨軟部腫瘍に使用した際の有害事象の有無・安全性を検討する第1相試験に関して、倫理委員会審査を受け承認後、1例症例登録を行い、臨床試験を開始した。方法は、悪性骨軟部腫瘍(肉腫)上・周囲皮膚に炭酸ガス経皮吸収促進ジェルを塗布し、周囲にビニール袋をかぶせ、留め具(バンド)で口を留めることによって密封空間を作り、炭酸ガスボンベから100%炭酸ガスを袋内に流入し充満させた。治療期間中、平日1日1回、1回20分間、計10回の炭酸ガス経皮吸収療法を行った。症例は62歳男性、右大腿悪性軟部腫瘍(粘液線維肉腫)である。現病歴は、X年はじめ頃より右大腿部の膨隆を自覚していた.徐々に増大傾向あり、疼痛を自覚するようになったためX+1年2月近医受診,MRIにて軟部腫瘍が疑われ紹介となった。炭酸ガス治療は計10回完遂毎治療前後に血圧測定,治療中にSpO2モニター施行も異常認めず。腫瘍部の疼痛増悪や皮膚合併症等の有害事象を認めず。治療中に施行した動脈血ガス・呼気ガス・下肢動脈ドップラーエコーでの異常を認めず。最終治療後の腫瘍膨隆最大部(膝蓋上縁から7cm近位)での大腿周囲径は右(患側)45cmと微増.胸腹部CTにて遠隔転移を認めず。局所MRI:76x54mm大とサイズ増大した。また、本臨床研究が、臨床研究法施行により特定臨床研究となったため、神戸大学臨床研究審査委員会(認定臨床研究審査委員会)にて、臨床研究法に則った再審査を受け、承認を得た。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)