2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of regenerative medicine for head and neck tissues using murine and human iPS cells
Project/Area Number |
26293371
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
大森 孝一 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10233272)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今泉 光雅 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (30554422)
吉江 進 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (70705459)
大西 弘恵 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50397634)
岸本 曜 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80700517)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | iPS細胞 / 分化誘導 / 気道上皮細胞 / 移植 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、iPS細胞を利用した頭頸部領域における再生医療基盤技術の開発を目指している。平成28年度はビトリゲル上で分化誘導させたヒトiPS細胞を、ポリプロピレンとコラーゲンからなる人工気管とともに気管欠損部移植し、気道上皮の再生を図った。 1. ヒトIPS細胞から気道上皮細胞への分化誘導:Gotohらのプロトコル(Gotoh S, et al., Stem Cell Reports. 2014)に従い、ヒトiPS細胞から2次元培養で腹側前方前腸へ分化させ、その後3次元培養でスフェロイド形成を行い、気液界面培養(Air Liquid interface: ALI)を行うことで気道上皮細胞へ分化させた。誘導52~56日目において、ヒトiPSから誘導された細胞はαアセチル化チューブリンで標識される線毛様構造を持つこと、更にそれらは線毛運動機能を有していることが確認された。また、透過型電子顕微鏡を用いた観察から、線毛様構造は9組の2連微小管が2本の微小管を囲む「9+2」構造を持ち、チューブリンを骨格とする線毛であることが確認された。 2. ビトリゲル上でも同様線毛を有する気道上皮細胞への分化誘導が得られることを確認した後、ポリプロピレンとコラーゲンからなる人工気管と組み合わせ、ヌードラットの気管開窓部へ移植した。移植後2週間の時点でヒトiPS細胞由来線毛上皮細胞が生存していることが確認された。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)