2014 Fiscal Year Annual Research Report
イメージング・シミュレーション・オミクスによる骨格形成機構の多角的解析
Project/Area Number |
26293392
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
飯村 忠浩 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授(特定教員) (20282775)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
疋田 温彦 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (60443397)
李 智媛 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 助教(特命教員) (70711274)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 骨 / 発生 / イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
椎間板(線維軟骨)の分化を制御する分子の同定発生期においては、椎間板と椎体は一塊の軟骨として組織分化を始める。椎間板は線維軟骨として軟骨のまま成熟し、椎体は軟骨性化骨を経て椎骨となるが、線維軟骨の分子メカニズムは不明な点が極めて多い。これまで線維軟骨を積極的に誘導する分子は同定されておらず、椎間板を特異的にマーキングするレポーターも存在しない。 そこで、本研究提案者らは、多角的解析システムを構築し、いくつかの予備データを得た。マイクロアレイ・スクリーニング解析により、いくつかの成長因子(FCGFs: fibrous cartilage growth factors、仮称)が高発現することが明らかとなった。さらに、これらの成長因子は、予定椎間板領域に特異的に発現することが蛍光免疫染色法により明らかとなった。 さらに、成長因子受容体(FCGFR: fibrous cartilage growth factor receptor、仮称)のノックアウトマウスには、椎体の過形成と椎間板の低形成があることを見出した。 これらの過程で、マイクロアレイ解析の新規Validation法や、骨格系細胞の新規のイメージング解析法を構築つつある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の進捗は、ほぼ研究計画通りに進んだ。KOマウスの解析は、予定より若干遅れているが、一方で、マイクロアレイ解析およびイメージング解析、数理モデル解析については、予定以上の進捗が見られた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、マイクロアレイ解析およびイメージング解析、数理モデル解析をさらに発展させ、KOマウスの解析に応用し、新規の機能解析へと結び付ける。
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Causes of Carryover |
倒立位相差顕微鏡・蛍光明視野セット(NIKON TS-100) 約170万円を購入予定であったが、他の設備予算で購入したため、本研究費で買う必要が無くなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
遺伝子改変マウスの作成・飼育量が予定より多くなるため、この経費に充てる。また、核酸測定装置が老朽化したため、新機種を購入予定である。
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[Journal Article] In vivo subcellular imaging of tumors in mouse models using a fluorophore-conjugated anti-carcinoembryonic antigen antibody in two-photon excitation microscopy.2014
Author(s)
Koga S, Oshima Y, Honkura N, Iimura T, Kameda K, Sato K, Yoshida M, Yamamoto Y, Watanabe Y, Hikita A, Imamura T.
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Journal Title
Cancer Sci.
Volume: 105(10):
Pages: 1299-1306
DOI
Peer Reviewed
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