2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the self-defense inducing material
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26293403
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
佐野 英彦 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (90205998)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 康裕 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (50431317)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ナノテクノロジー / 歯質接着 / 抗菌タンパク |
Outline of Annual Research Achievements |
白金ナノコロイドとセルフエッチング系接着材が,う蝕象牙質内層への接着にどのような影響を与えるかを検討するために,白金ナノコロイドをプライマーとして,クリアフィルSE2を接着材として実験を行った.その結果,白金ナノコロイドはう蝕象牙質内層への接着を向上させることはできなかった. 4META-MMA/TBBレジンに作用させると接着強さが向上することが報告されているが,この時の白金ナノコロイドの使い方としては,3ステップでのアプローチであった.これを簡略化して2ステップ化するためには,エッチング溶液に白金ナノコロイドを混合することで可能ではないかという仮説のもとに実験を開始した.ワンステップ接着材に対してCPNは接着強さを向上したが、その効果は被着象牙質面の湿潤状態により影響を受ける可能性が示された。 今回は,Hela細胞に対してCPNを作用させてどのような現象が観察されるかという試みを行った. その結果、Immunoblot によって,CgA およびCgA関連の抗菌タンパクが,CPNの濃度依存性に発現し,また比較的低濃度のCPNを作用してもCgAが発現することも確認できた.このような、細胞からの抗菌タンパクの発現機構に関しては現時点ではそのメカニズムは不明である.今後は、このメカニズムの解明に関する検討を加える必要がある. また,どのような細胞を用いた場合に抗菌タンパクの発現が見られるかについても不明であり,今後の検討を有する.
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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