2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of hydrogels with the ability to release antimicrobials for long term and their application to various resin-based materials
Project/Area Number |
26293409
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
今里 聡 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (80243244)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 淳一 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (50530490)
高橋 雄介 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (60397693)
岩崎 泰彦 関西大学, 工学部, 教授 (90280990)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 歯学 / 歯科材料 / レジン / 抗菌性 / ドラッグデリバリー / 抗菌剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度までに得られた結果に基づいて、CPC担持ハイドロゲルを実際に市販されているMMA系レジンまたはHEMA系レジンシーラーに配合し、CPC溶出性と抗菌効果、ならびにその材料特性について検討した。 HEMAとTMPTを重量比で50/50の割合で混合し、これにCPC粉末を添加したCPC担持ハイドロゲル粒子を作製した。作製した粒子を50 (wt)%の濃度でMMA系レジンまたはHEMA系シーラーに配合し、硬化試料を作製した。 MMA系レジンに配合した硬化試料のCPC溶出性、およびリチャージ特性を評価したところ、500μg/mLのCPC水溶液を用いて3日ごとにリチャージすることで、有効濃度を超える持続的なCPC溶出が維持できることが分かった。また、Candida albicansに対する抗菌性を評価したところ、CPCのリチャージを行うことで真菌に対する付着抑制効果が維持されることが確認された。 一方、HEMA系シーラーに配合した硬化試料のCPC溶出性を評価したところ、28日間を超える持続的なCPC溶出が認められた。また、Enterococcus faecalisに対する長期的な抗菌性を評価するため、一定期間蒸留水に浸漬した硬化シーラーを用いて阻止斑形成試験を行ったところ、14日間浸漬後と28日間浸漬後の阻止斑の大きさに有意差は認められず、長期間経過後もシーラーの抗菌性が維持されることが分かった。さらに、CPC担持ハイドロゲルを配合したシーラーは、CPC担持ハイドロゲル非添加のシーラーと同等の物性(稠度、被膜厚さ、操作時間、X線造影性)や根管封鎖性を備えていることが確認された。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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