2016 Fiscal Year Annual Research Report
Role of cancer-associate fibroblasts on the regulation of angiognesis and bone resorption
Project/Area Number |
26293429
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
佐々木 朗 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (00170663)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸本 晃治 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (40243480)
志茂 剛 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (40362991)
吉岡 徳枝 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (50362984)
伊原木 聰一郎 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (80549866)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 血管新生 / 骨破壊 / 破骨細胞 / 血管新生阻害薬 / がん関連線維芽細胞 / 口腔扁平上皮癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
各種血管新生阻害薬の破骨細胞形成抑制効果のスクリーニング結果より,癌の骨破壊への有用性が期待できるAmmonium Tetrathiomolybdate (TM) について作用機序の解明を行った。マウス大腿骨骨髄細胞のVitD3による破骨細胞形成系では,TMは濃度依存的に破骨細胞形成を抑制したが,骨髄より単離したCD11b+をM-CSF,RANKLの存在下で培養した場合にはTMは破骨細胞形成を抑制しなかった。ヒト口腔扁平上皮癌細胞HSC-2,-3、SAS、マウス骨髄由来間葉系細胞ST-2、骨芽細胞様株MLO-Y4、MLO-A5、マウスから単離したT細胞、線維芽細胞に対するTMの増殖能を検討したが,TMは口腔扁平上皮癌細胞とMLO-A5の増殖能を抑制したが,MLO-Y4、ST-2、T細胞、線維芽細胞の増殖には影響しなかった。またTMはMLO-Y4、MLO-A5、マウス頭蓋由来骨芽細胞OBC-12のPTHrPで誘導されるRANKL発現を抑制したが,TGF-βで誘導されるT細胞のRANKLの発現には影響せず,TMは癌の増殖抑制作用を示し,骨系細胞のRANKL発現の抑制により破骨細胞形成を抑制することが示唆された。HSC-2のヌードマウス脛骨内移植骨破壊モデルで,臨床的観点からTMならびにCetuximab投与について検討した。投与開始後4週の評価ではTM,Cet併用群は対象群と比較して有意に骨破壊を抑制し,組織学的にTRAP陽性破骨細胞形成の抑制を認めた。腫瘍体積でもTM、Cet併用群はCet単剤と比較して有意に抑制を示した。 骨内腫瘍より単離培養した癌関連線維芽細胞(BーCAF)の発現遺伝子のマイクロアレイ解析を行ったところ,血管新生因子,RANKLや炎症性サイトカインに関連する遺伝子群が高発現し,癌の骨破壊病変でB-CAFが骨破壊に重要な役割を果たしていることが示唆された。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)