2014 Fiscal Year Annual Research Report
リンパ浮腫看護モデルの構築-PCAPS からの展開-
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26293463
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
作田 裕美 大阪市立大学, 看護学研究科, 教授 (70363108)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水流 聡子 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80177328)
下野 僚子 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (60609361)
坂口 桃子 大阪市立大学, 看護学研究科, 教授 (40290481)
宮腰 由紀子 広島大学, その他の研究科, 教授 (10157620)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | リンパ浮腫 / 看護 / PCAPS |
Outline of Annual Research Achievements |
平成25年度に実施したPCAPS(リンパ浮腫)の予備調査をもとに,「リンパ浮腫看護モデル(仮案)」<リンパ浮腫臨床プロセスチャートとリンパ浮腫ユニットシート(リンパ浮腫特有の観察項目,セルフケア評価等を含む)>を修正・改変し、「リンパ浮腫看護モデル(案)」を作成した。全国のリンパ浮腫外来をもつ病院(がん情報サービスWebで公表されている95施設)に依頼し、16施設より協力を得た。「リンパ浮腫看護モデル(案)」<リンパ浮腫臨床プロセスチャートとリンパ浮腫ユニットシート(リンパ浮腫特有の観察項目,セルフケア評価等を含む)>を用いたデータを入手・分析し、現状の把握と問題の抽出を行った。得られたデータの問題点を吟味し,「リンパ浮腫看護モデル(案)」<リンパ浮腫臨床プロセスチャートとリンパ浮腫ユニットシート(リンパ浮腫特有の観察項目,セルフケア評価等を含む)>の再検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究の骨子に関する事項の実施については,計画に基づき,ほぼ順調に進捗している。しかしながら、当初予定していた国内外における、本研究をめぐる最新情報の入手のための,研究者・研究機関との情報交換において,若干の遅滞が生じている。これについては,次年度に実施していくことは可能であり,この遅滞によって研究の全体的進捗に大きな齟齬や弊害を生じさせないものと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度の研究実績(リンパ浮腫ケアの実態から捉えたリンパ浮腫看護モデル原案の検討)は,いわばマスで捉えたリンパ浮腫ケアの姿である。今年度は,リンパ浮腫患者から個別の経験を収集し,帰納的にリンパ浮腫ケアの構造化を試みる計画である。したがって,質的研究が中心となるため,分担研究者と有機的に協働していく計画である。
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Causes of Carryover |
国内外における最新情報入手のための研究者・研究機関との情報交換を計画していたが,当初計画していた国外の研究者の希望日程に,日本放射線看護学会学術集会(当方が学術集会長として学術集会を主催した)が重複したため,国外研究者・研究機関との情報交換は延期せざるを得なくなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
国内外の最新のリンパ浮腫医療・看護情報を入手する。
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