2018 Fiscal Year Annual Research Report
Developing an outcome evaluation index for an outpatient cancer nursing department in Japan and examining the department's effectiveness
Project/Area Number |
26293465
|
Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
飯岡 由紀子 埼玉県立大学, 大学院保健医療福祉学研究科, 教授 (40275318)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 礼実 東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (00623076)
峯川 美弥子 東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (90366500)
鈴木 香緒理 東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (50713012)
河合 育世 東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (60609288)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 看護学 / がん看護学 / 看護外来 / アウトカム |
Outline of Annual Research Achievements |
1.がん看護外来のアウトカム評価指標の臨床での実現可能性 昨年度開発したアウトカム評価指標とそれを運用するWebシステム(ケアアセス)の臨床での実現可能性を検討することを目的とした。がん看護外来の相談内容は非常に多様であり、対応も多彩となる。それらの活動を評価するには、事例毎に評価を行うことが最も適すると考えた。そのため、時間がかからず、簡便で扱いやすいWebシステムにするよう工夫に努めた。対象は、全国のがん診療連携拠点病院など437施設に研究参加の意向を確認し、参加意向が得られた病院の看護外来担当看護師とした。介入は、3カ月間にわたりケアアセスを活用することとした。ケアアセスは、看護師用とがん看護外来利用者用(患者・家族用)に分かれ、利用者毎に患者・家族用と看護師用をID番号で紐付けできるようにして評価を行う。外来担当看護師が複数いる場合には個人がわかるようにIDを割り振り、看護師が実践を振り返られるようにした。1カ月毎にケアアセスのデータ結果を各施設に報告した。実現可能性は、がん看護外来担当看護師への質問紙調査で評価した。質問項目は、ケアアセスの使いやすさ、理解しやすさ、役立つ程度、満足度などの8項目を10段階で回答した。その他、良かった点や感想のための自由記載欄を設けた。 ケアアセスの導入では、がん看護外来利用者は高齢者が多く、簡便な操作にしたにも関わらず、ipadやスマートフォンを扱ったことがない患者が多いことから質問紙で回答しなければならない施設もあった。また、ipadやスマートフォンの画面の操作はできたとしても、看護師が操作を指導したり確認する必要が生じる事例もあり、その対応に時間を要するため面倒という意見があった。臨床での実現可能性は確認されたが、利用者に高齢者が多いため、Webだけでなく多様な評価方法を選択できる体制を整える必要があることが明らかになった。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|