2017 Fiscal Year Annual Research Report
Revision of the nursing intervention program to promotematernal role attainment in pregnant women who have undergone artificial reproductive technology
Project/Area Number |
26293468
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
坂上 明子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (80266626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 恵美 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (10230062)
小澤 治美 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (40334180) [Withdrawn]
青木 恭子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (60714110)
小坂 麻衣 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (40735429)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 不妊 / 高度生殖医療 / 母親役割獲得過程 / 妊娠 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的:改定版「高度生殖医療を受けた妊婦の母親役割獲得過程を促す看護介入プログラム」の効果を検証することを目的とした。 研究方法:研究対象者は、研究参加に同意した高度生殖医療を受け通常の看護を受けている妊婦(対照群)47名と本看護介入プログラムによる介入を受けた妊婦(介入群)20名である。 介入群には、本看護介入プログラムに基づいて、妊娠初期・中期・後期の3回介入を行い、両群ともに妊娠初期及び後期に質問紙調査を行った。介入群の各介入場面は対象者の許可を得て録音し、母親役割獲得過程と介入のツールとして用いたマタニティポートフォリオの記載について分析を行った。 結果及び考察:妊娠初期及び後期において、日本語版Prenatal Self-evaluation Questionnaire(J-PSEQ)を用いた心理的適応状況(母親役割の同一化、夫との関係)、「対児感情評定尺度」の接近感情、回避感情はいずれも両群間で有意差は認められなかった。一方、自作質問項目のうち、「赤ちゃんが生まれた後の生活を想像します」に、「たびたび・非常にそのとおり」と回答した人の割合は、介入群(72.2%)の方が対照群(58.1%)よりも有意に高く(χ2検定、p=0.02)、本看護介入プログラムは、流早産の恐れから産後の生活を想像することを抑制しているとされている高度生殖医療を受けた妊婦が、産後の生活を想像することに役立つことが示唆された。 なお、両群の妊娠の受け止めに関する文章完成法の分析結果の比較及び介入場面の録音による母親役割獲得過程の変化については現在分析を続けているところである。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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